マリオネットの本心3【谷山紀章】 (ページ6)

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第104話*Kishow Side ページ6

夜に向けて、
各自がそれぞれのことをしていた

Aに至っては、
何処か近寄りがたい…と言うか、
集中しているのか、周りの空気が張り詰めている様に感じる
そのせいか、伊月ちゃんもちょっかいをかけないみたいだ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

伏せていたAの携帯が控え室に響き渡った
…それは、数秒流れ続けて、
伊月ちゃんが止めようと手を伸ばした刹那、
Aが即座にとっては、アラームを止めた

A「………おはよう？」

由佳「寝てたんかい…！」

A「いや、起きてたけど」

由佳「どっちやねん！！！」

A「あまり奥深くに行っても、
帰って来れなくなったら大変でしょ？」

あと3日で、付き合って1年になるけど、
本当、未だに不思議なことは多い気がする
…それより、長く一緒に居る伊月ちゃんでさえ、
反応に困ってる気がした

由佳「待って、"奥深く"って何…！？」

A「いやさ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

由佳「待って…！！！
考えるから！」

……………こっちもこっちで、不思議＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

A「そもそもの時点で、
僕の思考について行こうとするのが間違いでしょ」

由佳「わかってあげたいじゃん…！？
Aつんの思考って、本当凄いと思うもん！
明らかに、今まで一緒に居た時間が長い私がわかってないと、
これからも大変だろうし、いつまでもお守してもらっててもね
わかっていたいんだよ、私が」

A「大層、偉いことを言いなすってw」

苦笑しては、"頑張れ～"なんて思ってもないだろう発言をすれば、
それに気付いた伊月ちゃんが騒ぎ出す

A「ハイハイ、元気いっぱいでよろしいね」

由佳「馬鹿にしたでしょ！」

A「えー、僕
そんな事一言も言ってないけど～
…自分で言ったあたり、自覚あり？」

由佳「何だと～！！！」

A「ジョーダン、ジョーダンw」

由佳「嘘つけ～！！！！」