マリオネットの本心3【谷山紀章】 (ページ3)

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第101話ページ3

ゆっくり、手筈を踏んで、
″家庭の事情″という名の″繋縛″について、
話し込んでいれば、頷いて聞いている三人

………結局、心配かけちゃうんだな
言っても、言わなくても…＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

自分自身が情けなくてしょうがなかった
惨めでしょうがない

SHiN「＿＿＿＿じゃあ、引退は確定ってこと？」

A「100%では無いって感じですよ
99.9%みたいな？」

瀧田「もうそれ、100%じゃん」

A「まだ、0.1%残ってますから
確定演出ではないです」

飯塚「…まぁ、納得はできたよ
紀章も由佳ちゃんも、
打ち合わせの時、やけに口数多いように感じたし」

A「本当、すっごく頼もしいですよ」

飯塚「俺たちは？」

一瞬にして、″え…″とは思って、
まじまじと見つめれば、
明らかに、弄りモードに入っているように思える
…特に、ヅカさん！！！

瀧田「そっかぁ…
頼りないかぁー」

SHiN「それは、ショックですよね」

飯塚「だよねぇー」

A「いやいやいや、ヅカさんも
タキさんもシーくんも本当に頼もしいですよ！？
何言ってるんですか！！？
ていうか、本当に今回、
こちらの譜面を覚えていただいたのに、
″頼もしくない″とか言えないですよ…！
…寧ろ、持ち曲の歌詞を覚えてないのが、
申し訳なさすぎて、頭が上がらないです」

飯塚「とか言っちゃってぇー
夏祭りのときみたく、
ぱぱっとできちゃうんでしょ？」

A「いやいや、無理無理無理」

SHiN「え、なんですか？」

瀧田「夏祭りって…？」

飯塚「あのね＿＿＿＿＿＿＿＿」

A「すみません、生意気でした！！！
もう勘弁してください…！
ねぇ、紀章さん！！！！？！
助けてくれません！！！？
サポメン2名とヅカさんが虐めるんですけど！！！」

紀章「俺、出てく時に釘を刺したと思うんだけどっ」

僕の呼び声で反応したのか、
出入口のドアを開けては、覗き込んで言った

飯塚「いやぁ、弄り甲斐があってw」

瀧田「俺たちは、巻き込み事故じゃない…？」

SHiN「ですよね」

紀章「Aを弄っていいのは俺だけ！」

由佳「何言ってんですか
頭、湧きました？」

紀章「俺、一応先輩な」

由佳「ねぇ、ちょっとAー
聞いてよ、アンタの彼氏さぁ＿＿＿＿＿＿＿」

もう、場がカオスになりってて、
思わず、笑ってしまう

ここに残るのに、
笑っている余裕なんてないはずなのに、
笑いが込み上げて、しょうがないんだ＿＿＿＿＿