マリオネットの本心3【谷山紀章】 (ページ12)

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第110話ページ12

＿＿＿＿＿＿＿乾杯！！！

そう言って始まったのは、
この前の合同ライブの打ち上げ

若者ではありますが、
ライブ当日は体力の限界と諸事情があり、
やむなく別日の打ち上げとなった
(主に僕が原因)

……とは言っても、
2日しか経ってないけど

基本、話は聞く派のニンゲンだから、
喋らないでお酒をただ飲んでは相槌をする

いつものことを、
ただ純粋に熟してはいる

…ものの、
絡み酒酷くないですか？？？？()

左に由佳、紀章さんを迎えて＿＿＿＿＿＿＿

って、それが一番絡み酒酷いパターンやん(頭抱え)

いや、どう考えてもそうでしょ
肩書的に、

由佳→(仕事も含め)相棒、同級生、好敵手etc

紀章さん→彼氏

………………………、

うん、座る席、
間違った気がする(真顔)
何で、一番安泰の三人の誰かの隣に座らなかったのだろうか…

飯塚「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ゃん、Aちゃん」

A「あ、はい」

飯塚「2人、止めなくていいの？」

その一言で我に返り、
よくよく見ると、いつの間にかジョッキの量(空の)が増えていた

この考え事をしていた空白の間に、
何があったんですか………

聞こうと、口を開ければ、
互いに"Aに愛されているのは、俺/私"と言い始める

A「あ、しょうもない理由なんですね」

追加注文をしている真ん中で呟いても、2人には届かず、
そんな様子を三人は笑っていた

瀧田「これは、潰れるね」

SHiN「由佳ちゃんって、強いんだっけ？」

A「平均くらいですよ？
…他人には、"飲むな"っつー癖に、
2人とも声は届いていないみたいだし＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

少しずつお酒に口を付けていたものの、
あまり進まない状況を見兼ねたのか、
タキさんが"ソフトドリンク頼む？いつものでいい？"と言ってくれた

A「すみません、お願いします」

飯塚「無理して飲まなくていいのに」

A「一応、打ち上げですから」

場に合わせようとはするものの、
あまり身体がアルコールを受け付けないみたいで、
3%のお酒なら良いものの、酷いときは6%で酔ってしまう
…しかも、こういう一般亭だとそれなりにお酒の度数は入っているから、
飲むのにどうしても手こずってしまう
………本当、不甲斐ない