I、愛、哀【谷山紀章】

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A「えっと、皆さん
こんばんは」

紀章「こんばんはー」

A「今日も声優と夜あそびが始まりました！
早速ですが、
ゲストの方々に来ていただいています」

浪川「待って、初対面で俺をゲストにしちゃう？」

笑いながら突っ込んでくれるのが、浪川大輔さん
H×Hのヒソカ、ハイキュー！！の及川徹などの声優をしているお方

実は、お会いするのは初めてで楽屋で挨拶をしたばっかりなのだ


本当は、森久保さんの隣に座る予定だったけど
紀章さんが″俺の隣ね″とディレクターの人たちを困らせる事態となった
まぁ、浪川さんも快くOKして何も困ったことはない
ただ、カメラさんに″最初に二人(紀章さんと)映すから″と宣言され、
″番組を面白くするならこれだ″と思って有言実行した


紀章「本日のゲストは、祥ちゃんと大ちゃんです！！！」


紀章さんの一言で、
カメラはズームアウトした

映ったのは、
森久保さんと浪川さん


森久保「よろしくねぇ〜」


A「はい！
…と、いうことで」


浪川「え、俺の話聞いてる！？
ねぇ！！！」


紀章「あれぇ、何で皆スーツなの？」


浪川「あ、俺の話は無視ね」


潔いですね、浪川さん


A「………待って、説明できないし
隣が眩しい…！！！！」


紀章「俺のこと、見ろよ」


A「え、無理
イケメンです…」


森久保「確か、紀章のファンでこの業界に入ったんだもんね」


A「それもあります……」


浪川「それは、俺も聞いたことある！
…で、今日はバレンタインデースペシャルと言うことでね
先週、我々の着る衣装をね
アンケート執ったんですよ
それが、スーツ、学ラン、着ぐるみ、パジャマ
この四つが多かったんですよね！
それで、全部着ることにしました」


A「多かったので、
今回は、視聴者数に応じてチェンジしていこうと思います」


説明していき、
次を言おうとしたら紀章さんに耳を塞がれて浪川さんが動き始めて何かを説明していた


…けど、塞がれたとしても微量に聞こえていて
めっちゃ夜ならではの話を展開していて顔に熱が集中する


紀章「あれ、真っ赤だけどぉ？」


わざとらしく聞いてくる紀章さんに、
"気のせいです！！！"と反論した


森久保「反応が初々しいね」


浪川「まぁ、まだお子様もいる訳ですし…」


A「誰がお子様ですか！！！！」


無残に響き渡った僕の声
今日の夜は、長い＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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