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賑わう居酒屋


紀章「…で、何かあったの?
花崎さんの事?」

妙に当ててくる紀章さん


紀章さんは"気にしなくていいのに"と言い始めた


紀章「確かに、彼女からのお誘いは毎回って言っても過言じゃないけどね
でも、Aが一番だから安心しなよ」


A「……いや、」


言葉を紡ごうとしたものの、
間が悪く、
店員さんが注文した品物を運んできた


お酒を一口飲んで、
枝豆を食べ始める


紀章「そんなに不安?」


A「…そりゃ、不安ですよ
だって、僕の中で完結するはずの物語でしたから
それに、紀章さんには品のある女性の方の方が
断然にお似合いだと僕は思いますよ
…不思議でしょうがないです
僕に告白をするなんて、正気の沙汰とは思えません」


紀章「自分を卑下しすぎ」


A「そう言われましても……」


飲みながら駄弁るけど、
イマイチお酒が進まない

と、いうか…
打ち上げ以外で基本的に飲まないから
進まないのはしょうがない


紀章「どう思った?
毎度ながらだけどさ、
誘われているのを見て」


A「どう思った、って…」


そりゃ、嫌に決まってる


紀章「………そっか」


勝手に納得をされ、
顔を上げる
紀章さんは、
"何となくだけど、察した"と言った


紀章「Aは、嫉妬とかしないの?」


A「……するって言っても、
しょうがないって思いますからね
紀章さんは人気ですもの」


紀章「そういう問題?」


笑い交じりに言う紀章さん

"人気だったとしても、俺は嫌だけどなぁ"

その言葉に、紀章さんを見つめると
"ん、何?"と平然と言ってきた
…空耳か


お酒をまた一口、
おつまみを食べての繰り返し


A「紀章さん」


紀章「ん?」


A「あの、ですね…」


僕は話した
話すことが正解なのかはわからないけど、
胸のあたりにつっかえているモノが取れればと思って…
それと同時に、飲むスピードが上がる
それでも、紀章さんは真剣に僕と向き合ってくれて
話をきちんと聞いてくれていた

すると、紀章さんは


紀章「…じゃあ、あれか
誘われて、空いてたら食事行くか
どうせなら、しもんぬとかマモとか……
あ、伊月ちゃんとか誘うのもありじゃない?
皆で行けば、安心!
…でしょ?
そうすれば、花崎さんから言われることも
なくなるかもしれないし」


A「ですけど…!」


紀章「ほーら、考えすぎ
もっと飲みなよ」


"お酒追加お願いします"
と店員さんに頼むと、
店員さんも快く返事をした

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えらこきゅうのはちゅうるい - 返コメありがとうございます!!ですよね!!女の子ですよね!!不躾な質問、申し訳ありませんでした……。更新、楽しみにしてます!! (2019年7月28日 12時) (レス) id: 651ad92b57 (このIDを非表示/違反報告)
Cross Mezza(プロフ) - えらはちゅさん» 作品をお読みいただき、ありがとうございます。質問にお答えさせていただきますと、夢主『ちゃん』(女性)です。ただ、一人称が『僕』の理由は本編では公開していません。ですが、近々更新する予定ですので、もう少々お待ちください。コメント、ありがとうございました。 (2019年7月28日 0時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
えらはちゅ - 途中まで読ませて頂きました。とても面白かったです。えと、質問なんですが、夢主ちゃんは「夢主くん」なんですか。一人称が僕なので、気になってしまいました。 (2019年7月27日 22時) (レス) id: af5b11a232 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏人(タクト) | 作者ホームページ:https://twitter.com/Takuto_Se  
作成日時:2019年2月9日 19時

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