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目を開けた
視界には、端正な顔立ちの彼氏"様"
__________谷山紀章
目の前にいることが幸せ過ぎて、思わず笑う
本当、夢また夢だと思っている
僕は、谷山紀章という人物に憧れを抱いた高校2年生の終わりの頃
急に進路を変えるものだから、
先生も親も大激怒…
憧れの存在をもっと近くで見たい
共演したい
そんな欲塗れな僕は、都会の専門学校へと進学をした
誰よりも努力をした、とは言い切れない
…それでも、今所属している事務所の社長が僕を見つけてくれた
そして、入社するなり仕事が入って来た
奇跡に近い
そして、仕事場で遭遇したのだ
__________憧れの谷山紀章という男に
それから、度々会ったり、飲みに行ったり…
勿論、他の人たちとも一緒のこともあるけど
それでも、一緒に仕事ができて嬉しかったし、
一緒に飲めるなんて、夢の話だと思っていた
付き合うきっかけになったのは、
去年のクリスマス
"彼氏の有無"
の話になり、
"いたことがない"
と言った彼の目は今までにないくらい開いていた
そして、告白された
最初は、戸惑った
僕より良い人なんて、そこら辺にいっぱいいるし、
憧れの人と付き合うなんて、自分の心臓がもつのか…
そして、何より付き合ったら他の先輩方に揶揄われたり、
ファンの人に何か言われるんじゃないか
と
頭の中に浮かんだ
だから、僕の中に浮かんだことを全て言った
彼は、それを聞くなり笑って言った
"そのときに考えればいいじゃん"
その言葉に胸を打たれて、恐縮ながら付き合うこととなった
さて、考え事をしているうちに時間が過ぎた
時間は有限だ
ベッドから出ようと静かに動き、足を毛布から出そうとした時
後ろから抱きしめられた
紀章「…何処、行くの」
A「何処って…
ご飯作るだけです」
紀章「ダメ」
A「………え」
紀章「Aも、二度寝…しよ?」
抱き着く力が強くなり、
"逃げ出すことが不可能"だと悟った
余計にポカポカしてきて、
睡魔が襲って来た
A「き、しょうさ…」
後ろを向くと
"おやすみ"
と呟き、僕にキスを落とした
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えらこきゅうのはちゅうるい - 返コメありがとうございます!!ですよね!!女の子ですよね!!不躾な質問、申し訳ありませんでした……。更新、楽しみにしてます!! (2019年7月28日 12時) (レス) id: 651ad92b57 (このIDを非表示/違反報告)
Cross Mezza(プロフ) - えらはちゅさん» 作品をお読みいただき、ありがとうございます。質問にお答えさせていただきますと、夢主『ちゃん』(女性)です。ただ、一人称が『僕』の理由は本編では公開していません。ですが、近々更新する予定ですので、もう少々お待ちください。コメント、ありがとうございました。 (2019年7月28日 0時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
えらはちゅ - 途中まで読ませて頂きました。とても面白かったです。えと、質問なんですが、夢主ちゃんは「夢主くん」なんですか。一人称が僕なので、気になってしまいました。 (2019年7月27日 22時) (レス) id: af5b11a232 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奏人(タクト) | 作者ホームページ:https://twitter.com/Takuto_Se
作成日時:2019年2月9日 19時