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5話 ページ6

それから私と相川さんは頻繁にあの公園で会うようになった

ほとんど毎日。同じ時間。

日が沈み月が登り、人気がなくなった時間。


普通ならこんな時間に男性と2人なんてとても怖いはずだけど、相川さんだとそうはならない

むしろ一日の中で1番楽しい時間



私は話せないから普通の人より時間はかかってしまうけれど、相川さんはゆっくり待っていてくれる

それがとても嬉しくて

少しだけ視界が広くなった気がする



いつも下ばかり見て歩いていた

人と目を合わせないように
人の記憶に残らないように

自分という存在を消して生きてきた

それが今、相川 真冬に存在証明されている

そんな感覚だった

━━━━━━━━━━━━━━━

〘相川さん、何か動物を飼っていたりしますか?〙


「なんで?」


〘凄い毛が……〙


そう。彼の服には毎日白っぽい毛が着いている

それも大量に


「あ……ほんとだ、恥ずかしいw
猫飼ってるからかな」


猫?!!

いいなぁ!私猫大好きなんだよね〜♡


それをまた書いて伝えると、激しく同意してくれる相川さん


頷く度揺れる白髪が綺麗のなんのって

一瞬、動物じゃなくて彼本人の毛だったらどうしようって思っちゃうくらい真っ白だから……w


〘いいですね〜猫。猫島とか行ってみたい!〙


そう書くと、「わかる!行ってみたい〜」とさわやかに笑う相川さん


(ほんと、相川さんと話すの楽しいな)



「猫ね〜。Aちゃんは飼ってないの?」


〘私のとこペット禁止なんですよね〜〙


「そうなんだ。それは残念だね……」


そう言うと黙り込んでしまった相川さん

どうしたのだろうと思い、ペンを持ち直した時、相川さんが思わぬ提案をしてきた


「じゃあさ……うち来ない?」

.
.
.
.

へ?


んーと?整理しよう。

え、うち来ない?……うち来ない?って言った?

私の未完成の脳では理解しきれなかったようで、返す言葉が見つからない


「あ!いや、あの……ね、猫!猫、見に来ない?って意味で…!」


私の反応に焦ったのか、顔を赤くして早口に告げる相川さん

いや別にそーゆー勘違いをした訳では無いんだけどw


ただ、誰かの家に誘われるのが初めてだから焦ってしまっただけで…w


〘行きたいです!!〙


そう書いて見せると、ほっとした様子の相川さん


結局、明日の夜行くことになった


(楽しみ♪)


家へ帰ってもその事ばかりが頭を巡る

明日が来るのが待ち遠しいのはいつぶりだろう



.

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LiLiKa(プロフ) - ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫))さん» ありがとうございます!最近どのお話も全く手がつけられてないのですが、また時間が空いた時に描きたいですね! (12月14日 11時) (レス) id: 5f05194811 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫)) - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (12月7日 13時) (レス) @page47 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
LiLiKa(プロフ) - ましろさん» すみません!ありがとうございます! (2021年7月31日 17時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - 面7話が抜けてますよ (2021年7月31日 2時) (レス) id: e906b0e1fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LiLiKa | 作成日時:2021年7月8日 22時

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