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エ「そうだな･･･。お前はわかっていた。私は･･･それを利用した。ひどい兄だ。そんな器の小さな人間が団長とはな」
「そんな風に言わないで･･･利用されたなんて思ってない。エルヴィンが団長になったことは、あたしの誇りだから･･･」
『エルヴィンは立派に団長をやっている。ヤツがいなけりゃ、今の兵団の活躍もない。お前の決断は、まちがってなかった』
リヴァイも･･･
彼も、そう言ってくれた。
エ「お前は私の前からいなくなったことで、私を支えてくれた･･･うまく言葉にはできないが･･･感謝している」
エルヴィンはそっと腕の力をゆるめ、その両手であたしの肩を包んだ。
そしてやさしい瞳で、あたしの視線をつかまえる。
お姉ちゃんといたときの、まなざし･･･
あたしの憧れた、エルヴィンだ･･･
エ「ただ･･･私はお前の入団を受け入れた以上、お前だけに便宜を図ることはできない。ここでは、私は人類の未来を最優先とする戦略、選択、決断に終始する。つまり･･」
「分かってる･･･それでいい。あたしを、大切な決断を躊躇する材料にしないで･･･」
エ「！･･･君たち姉妹には･･･かなわないな」
「え･･･？」
エ「同じだ。マルレーンも、今のお前と同じことを私に言った」
お姉ちゃんが･･･
ふぅ･･･
エルヴィンがゆっくりと息を吐いてから、
エ「A、もう一度きく」
と、やさしく、だけど強い眼差しで言った。
エ「本当にここにいることを選ぶのか」
うん、選ぶよ･･･
そう答えようとして、あたしはふと自分の心の静けさに気づいた。
エルヴィンの目をこんなに近くで見つめ返しているのに、あたしの心は穏やかに
さっきまでの動揺していた自分が消えて、冷静で、非感情的な、迷いのない自分がいる。
「エルヴィン･･･あたしは、ここを選ぶ。もし、あたしが死ぬことがあっても、その孤独を受け入れてほしい･･･あたしが1人で死んでく孤独と、この世界に残っていく孤独の、両方を受け入れるって約束して。そしたら、あたしは死ぬのなんて恐くない」
エ「･･･A･････」
「酷いこと･･･言ってるね･･･」
エ「いや･･･約束しよう。自分の背負うべき孤独を誰かに押しつけるような、残酷なことはもう決してしないと」
そう･･･孤独を知り、気高く強く生きる人にあたしは出会って、強さを知った･･･
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ico(プロフ) - ユイさん» ユイさん！！ごめんなさい、コメントを頂いていた通知がなぜか来ていなくて、今初めて気づきました(>人<)凄く嬉しい事を言って下さっているのに…。リヴァイに惚れて下さったなんて、もうこんな幸せなことはありません。今後ともリヴァイをよろしくお願いします！ (2017年12月20日 10時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 進撃の巨人、あまり知らなかったんですがこれを読んで原作も見ようと思いました!それとリヴァイに惚れた (2017年11月23日 19時) (レス) id: 14b416d5bf (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - さらさん» 一から読んで頂けてすごく嬉しいです！リヴァイへのお褒めの言葉、更新へのエール、ありがとうございます！絶対頑張ります！ (2017年11月16日 0時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
さら - 今日この小説見つけて、一から読みました！リヴァイ格好いいです！最高です！更新頑張って下さい！ (2017年11月15日 16時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年11月7日 21時
