足りない言葉は風にきけ１【リヴァイ】 (ページ38)

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……SIDE IS エルヴィン……

エ「ハンジ。入っていいと言っていないが？」

だが、ありがたい。

いつもはうるさいが、こんな時は気分転換になる。

ハ「ごめんごめん！ちょっと急いでて」

エ「･･･リヴァイなら、昨日発ったばかりだ。あの任務には3日の猶予を与えている。遅くとも明日の夜には帰るはずだが･･･どうした」

ハ「どうしたって･･･104期訓練生の子たちに色々教えなきゃいけないだろ？なのに3日もリヴァイがいないと、あの子たちなまっちゃうよ～」

エ「･･･というのは建前で、自分の負担が増えてヒィヒィ言ってるんじゃないのか」

ハ「うわぁ～エルヴィン、いつからそんなに鋭くなったのぉ」

エ「いや、前からこうだが･･･」

まったく･･･

ハンジも分隊長という立場をもう少し自覚してほしいところだ･･･

エ「リヴァイ班のほかのメンバーはどうしている、彼らに手伝ってもらえ」

ハ「ほんと？！いいの？！」

エ「ダメだと言って欲しいか？」

ハ「いやいやいやいや！！ありがとうエルヴィン。恩にきるよ！104期の中の男子に喧嘩っ早いのが2人いてさぁ！参ってたんだよね～。いや助かった、リヴァイ班のメンバーに声かけてくる～！！」

ハンジは嬉しそうに喋りながら、また部屋を慌しく出て行った。

エ「ふぅ･･･」

104期の訓練生か。

そういえば、元気が良さげなのが何人かいたな･･･

近々、壁外調査に連れて行ければいいが。

リヴァイが帰って、任務の成果を聞いてから計画を練るか･･･

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