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ハンジと遊んでいたはずのロヴィルは、眠っていた。
『あ･･･寝ちゃったか』
ハ『遠い所からの旅路で疲れたんだろうね』
『えっと･･･ハンジは、わかってるんだよね？』
ハ『何が？』
『この子があたし達の息子ってこと』
ハ『もちろん』
ハンジはそう言って、あたしの隣でロヴィルを凝視するリヴァイを見た。
ハ『え？まさか』
ハンジの言葉に苦笑しながら頷くと、
ハ『ひょえぇぇぇ･････ッ！』
控えめに奇妙な声を発して両手を頭にかざした。
リヴァイはそんなハンジを気にもとめず、ロヴィルの小さな体が横たわるベッドにゆっくりと近づいていった。
リ『チッ･････ガキはすぐ寝ちまう』
ハ『リヴァイ、起こしちゃだめだよ！？』
リ『起こさねぇよ。･･･おい、お前』
振り返ってハンジに返事をしてから、リヴァイはロヴィルに声を落として話しかけた。
リ『お前と話したいことがごまんとある。･･･お前に教えたいことも山ほどある』
リヴァイ･･･
リ『とりあえずはマーレでのあれ･･･ガキにしてはよくやった。褒めてやる』
"あれ”･･･
あ、リヴァイを撃とうとしたときのこと･･･
ロヴィルを見下ろすリヴァイの腕が動き、小さな頭をそっと撫でた。
多分、ロヴィルが起きてたらそんな風に話すことはなかったんじゃないか･･･あたしはそう思ってる。
実際、次の日の2人の会話はとても微笑ましいと言えるものじゃなかった。
ロ『この人がパパだっていっつもママが言ってたけど、全然似てないじゃんか』
ロヴィルは、あたしが書いたリヴァイの似顔絵の紙を振りかざして言った。
ロ『だからこの人はおれのパパじゃない』
今度はリヴァイを指差して、言う。
リ『お前が認めたくなくてもこれが事実だ。仕方ねぇだろうが』
ロ『ジジツってなんだ！』
リ『面倒くせぇな･･･嘘じゃねぇってことだ』
『ロヴィル、リヴァイ、ごめん、あたしの絵が下手なばっかりに･･･』
リ『そういう問題じゃねぇ。コイツはオレを認めたくねぇ理由が欲しいだけだ』
ロ『ママになんかしたら許さない』
リ『残念だったな、もう色々してある』
『リヴァイ････ッ、なんて事を』
でも･･･
子ども相手に意地悪を言うリヴァイ･･･
ちょっとかわいい･･･
ホントに微笑ましさのない2人の会話だったけど、4年越しに実現したロヴィルとリヴァイのふれあいが、あたしは最高に愛しかった。
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ico(プロフ) - ああさん» 私も同じく、完結できた瞬間言葉にならない幸福感でいっぱいでした♡それぞれのキャラの言葉が響き届いたのは、原作キャラの素晴らしさゆえかと思いますが、やはり素直に嬉しいです。身に余るお褒めの言葉に、また書きたくなりました！(長文大歓迎) (10月10日 11時) (
レス) id: d2213b78f9 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - ああさん» とても長いお話なのに、ずっと応援して下さってここまで読了して頂き…素敵なコメントまで、本当に嬉しいです！前作「お前が女で〜」に留まらずこちらでも感動して下さったとの事、お伝え頂き心から深謝です。 (10月10日 11時) (レス) id: d2213b78f9 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 完結してハッピーエンドで終われて私は言葉で表せられないくらいに嬉しいです。 キャラクター一人一人の励ましの言葉や自分に呼びかけてくれている言葉に感動しました。 神作を私達に提供してくださりありがとうございました。（長文失礼しました） (10月5日 22時) (レス) id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - まずは完結おめでとうございます！ この小説をずっと応援し続けていました 期待を超えるような文才と表現力に圧倒されしまいには感動して涙が止まりませんでした。 私はこの作品に出会えて良かったと思いました。 もうこの作品の続編が見れなくなるのは寂しいですが (10月5日 22時) (レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - きなこさん» きなこさん！！コメントありがとうございます！！なんて嬉しいお言葉を下さるんでしょう…感涙モノです！！ややこしくて読みづらい部分もおありでしたでしょうに、最後まで愛読して頂き、今後のエールまで…深謝です！！！ (2020年11月1日 22時) (レス) id: d2213b78f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年9月20日 16時
