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*
……SIDE IS ハンジ……
ふんふん、皆けっこうよく書けてる。
エルヴィンの部屋でリヴァイとも一緒に報告書を読みながら、私は感心していた。
ハ「んぁ･･･」
次の報告書を取ろうとして伸ばした手が宙をさまよい、集めてきた紙がなくなっていることに気づいた。
ハ「次のを取ってくるよ」
エ「頼む」
エルヴィンの部屋を出て、食堂前の提出箱へ向かう。
箱を開けて中身を取り出し、それを読みながらまたエルヴィンの部屋へと戻る。
リ「ﾊｧ･･･まだあるのか」
部屋に戻るやいなや、リヴァイが不機嫌な顔でこぼしてきた。
ハ「これも我々の大事な仕事だからね」
リ「そんなことはテメェに言われなくともわかっている」
ハ「なんだよリヴァイ、八つ当たり？」
リ「うるせぇクソメガネ。早くよこせ」
ﾊﾟｼｯ
言いながらリヴァイが私の手から書類を奪う。
ハ「ほんと乱暴なんだから･･･Aにはちゃんと優しくしてるの？」
リ「黙れ」
リヴァイはそれ以上口を開かず、報告書を読み始めてしまった。
はあ〜ぁ。
不機嫌なのは仕方ないか。
リヴァイ班を失ったことをイヤでも思い出す報告書だ。
どれ･･･
私も続きを読むか。
エ「ハンジ。これを読んでくれ」
それまで静かに報告書に集中していたエルヴィンが声をかけてきた。
差し出されたのは、ジャンが書いたものだった。
読み進めてみると、興味深い一文が目に入った。
『同僚の兵士に聞いたことですが、気になるので書き記しておきます。我々調査兵団、もしくはこの壁の中に、壁を壊そうとする者がいると･･･』
ハ「これは･･」
エ「あぁ。その同僚の兵士というのはおそらくアルミンの事だろう」
ハ「てコトはジャンも、
エ「あぁ、アルミンが話したのだとすればだが、ジャンを信頼してのことだろう」
ハ「彼はエレンとよく喧嘩してた新兵だよ」
エ「そうか」
リ「そいつならオレも知っている。エレン同様、血の気だけはいっぱしにある」
横で報告書を読みながら聞いていたリヴァイが、書類に視線を落としたまま言った。
エ「ウォール・ローゼの南にある村へ104期の新兵らを
ハ「そうだね･･･きっとその方がいい」
エ「彼にうってつけの役割も考えてある」
ハ「え？」
エ「エレンの身代わりだ」
*
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
