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*
……SIDE IS ハンジ……
ハ「そうか･･･」
話している内に、私たちは食堂に着いた。
エ「ハンジさん！ジャン･･･！」
食堂に入ると、エレンが1人、ぽつんと座っていた。
ハ「エレン！1人で何してるの？」
エ「なんか･･･ちょっと考え事っていうか･･･」
ジ「アニが女型の巨人だってことが、まだ受け入れられねぇのかよ」
エ「うるせぇな」
ジ「はッ。図星ってとこだな」
ジャンが鼻で笑い、エレンを刺激する。
まったく･･･この2人はなんで顔を合わせるとこうなるのか。
ハ「まぁ、時間をかけて考えてみて納得がいくなら、それでいい。我々に残されてる道には、エレン、キミの力が必要不可欠だ、それだけは忘れないでくれ･･･皆の思いを背負わせて悪いけど」
エ「いえ･･･おれは･･･おれの任務をちゃんとやり遂げます。人類の希望を、自由を取り戻します」
エレン･･･
彼が巨人化できるようになったのは、きっと彼の望みではない。
何か、今は見えない大きな力によってそうされてしまったのだろう。
だが彼は、必死にそれを自分なりの希望に変えようとしてる。
そして我々人類の希望になろうとしている。
ハ「明日、エルヴィンが作戦会議を開く。エレン、アルミン、ミカサ･･･君たちも全員出席だ」
エ「明後日の作戦･･･ですよね」
ジ「大変なのはお前だけじゃねえよ」
エ「･･･そうだな」
ハ「夜更かしはキミの任務じゃないよ、エレン。戻って早めに休むんだ」
エ「･･･はい」
ｶﾀﾝ
エレンが素直に席を立つ。
エ「あの･･･アニを捕まえても、彼女の潔白が認められたらすぐに解放して下さい･･･約束･･･して下さい」
ハ「エレン･･･」
ジ「往生際が悪すぎるぞエレン」
ハ「いや･･ジャン、いいんだ。わかったよ、エレン。その時は、私が責任を持って彼女を解放する。すぐにだ」
エ「ハンジさん･･･ありがとうございます」
エレンは笑顔を見せてそう言い、食堂をあとにした。
ハ「よほど、エレンは仲間を疑うことに嫌悪感を抱いてるんだろうね･･･」
ジ「正直、巨人化できるのがなんでアイツなのか･･･そう思う時があります」
ハ「誰の中にもあるさ･･･エレンが今感じているような葛藤やジレンマが」
彼に背負わせるにはあまりに重いものを、我々は彼に課している。
気の毒だとも思う。
それでも、彼にやってもらうしかない。
希望は、もうそれしかないからだ。
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
