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*
……SIDE IS リヴァイ……
心臓マッサージと人工呼吸を交互に何度も繰り返し、オレは必死にAを呼んだ。
リ「Aッ！･･･A！！」
ﾌｳｰｯ、ﾌｳｰｯ･･･
人工呼吸しながら、肺の中へ空気が送り込まれているのを横目で確認する。
息を吹き込むと、胸のあたりが軽く膨らんでいるのがわかる。
再び胸の上に両手を置こうとしたとき、
「ｺﾞﾎﾟｯ･･！」
急にAが口から水を吐いた。
リ「A！」
オレはすぐにAの顔を横へ向けて、出てきた水が気道に逆流するのを防ぐ。
ふれた首もとが冷たいことに気づき、上着を脱いでAの体を覆った。
水は吐いたが、まだ意識は戻らない。
オレは心臓マッサージを続ける。
ドッドッドッドッドッドッ･･･
A、その目を開けろ･･･！
お前が幾度となく口にした未来、それはまだまだ先だろうが･･･
こんなところでくたばんじゃねぇ･･･！
オレの惚れた女は･･･ッ、こんなもんじゃねぇだろ･･･ッ！！
「ｺﾞﾎﾟｯ!! ｺﾞﾎﾟｺﾞﾎﾟ･･･ｯ!!」
さっきより激しく
リ「オイ！！Aッ」
オレはAの意識に向かって大きく叫んだ。
弱々しい呼吸をしながら、そのまぶたがふるえた。
リ「A！」
もう一度、名を呼ぶ。
Aのまぶたがふるえながら開かれていく。
戻ったか･･･
オレはその瞳をのぞきこむ。
「･････････リ･･･」
唇からこぼれる声を、待つ。
「･･･リヴァ･････ィ･･･」
リ「ゆっくりと呼吸しろ」
「･･･ん･･････」
安堵の表情を見せ、Aはか細く返事をした。
間に合った･･･
オレは胸をなで下ろしながら、Aが呼吸するのを見守った。
敵がどうやってAに的を絞ったか知らねぇが、とうとう狙って来やがった。
この先、こんな風にAは狙われ続けるってのか･･･？
明後日には兵団の存続をかけた作戦が控えている。
かつてエルヴィンがAを退団させたように、コイツを兵団に所属させておくことはやはり無理なのか･･･
「リヴァイ･･」
Aがオレに手を伸ばす。
リ「なんだ」
オレはその手を握る。
「ありがと･･･」
リ「お前の特技か？オレを心配させるのは」
Aはふわりと笑い、握る手に力を込めた。
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
