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*
ﾌﾟﾊ･･･ｧｯ
湖の底につく足を思い切り踏ん張って、アニの腕を押し返した。
と同時に、彼女の足を引っ掛けて今度はアニを水中へ落とした。
ﾊﾞｼｬﾝ!!
「ﾊｧ､ﾊｧ･･･ﾊｧ･･･」
呼吸を整えながらアニを見ると、彼女はすぐに立ち上がりファイティングポーズを構えた。
ア「知ってた？アンタには逃げ場がないってこと･･･」
水の雫が
ア「調査兵団の中にアタシの仲間がいる。アンタをいつでも狙える」
「！」
ライナーとベルトルトのこと･･･？
あたしは、この会話の中で彼らだと特定できる何かを探ろうと
「仲間･･･か。あたしを裏切り者と言うけど･･･アニ、あなたは104期のみんなを裏切ってることをどう思ってるの？」
アニはスッ･･･と視線を逸らした。
ア「正直･･･『兵士』の真似ごとはアタシには向いてない。そうだね･･･マルコのことは申し訳なかったと思ってるよ」
マルコ･･････？
申し訳なかった････？
･･･まさか･･･、アニがマルコを･･･
ア「どう思ってるなんて聞かれても困るよ･･･どうも思わなくて済むようにアンタ達とは距離を置いてたしね。まぁそれでも････」
アニがこちらに視線を戻して続け、言葉を切る。
ア「『兵士』ごっこなんてやるもんじゃないね。ライナーみたいに狂う前に早くエレンを連れて帰らなきゃ」
ライナー･･･
やっぱり、そうなの････
「ライナーが、アニの仲間ってことね？」
あたしの言葉にアニの瞳が揺れた。
ア「口が滑ったね･･･ま、いいよ、これからアンタは口がきけなくなるんだし」
「てことは、ライナーといつも一緒にいるベルトルト、彼もそう？」
ア「やっぱり察しはついてるみたいね。団長さんあたりももう気づいてる頃？」
あたしは答えなかった。
明後日に控えてる作戦に影響しちゃマズい。
ヘタにこちらの情報は明かせない。
ア「だったら、なおさら急がなきゃね･･･。アンタのことはライナー達に念のため耳打ちしてある。例えあたしがここでしくじっても彼らがアンタをラクにしてくれるよ」
アニはあたしの沈黙を肯定と取って続けた。
そして話しながら、少し下がった両腕をもう一度構えなおした。
ア「しくじるつもりはないけどね････」
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
