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*
ア「どう･･･これでも、心変わりしない？」
喉を押さえられ、薄くしか入ってこない酸素を吸いながら、あたしはもがいた。
リヴァイ････
こんな風に敵が来ることを意識しておけと言われて、リヴァイと知らずに彼と自室で拳をまじえたことを思い出す。
あの時の･･･
アッカーマン家の力を･･･今、出せたら･･･
でも･･･、そう都合よくはいかない。
いくらもがいても、あの力が出てくる気配はない。
どうしたら･･･
その時、
「エレンは･･･絶対渡さない！」
ｺﾞﾂｯ!!
ア「ウゥッ」
あたしは自分の膝を曲げ、その膝を腹筋を使って勢いよくアニの後頭部へ打ち付けた。
ｽﾞｻｯ
あたしに覆いかぶさるようにしてアニが砂浜へ手をつく。
彼女の力がゆるんだ隙に、あたしは彼女から体を離そうとした。
ｶﾞｼ･･ｯ
アニが執念深くあたしの体を掴む。
ア「兵士長さんが助けに来てくれるかも、なんて思ってる？足を痛めてる彼がここまで馬を飛ばしてくるのにどのくらいかかるだろうね」
あたしを地面に強く押さえ込んだまま、アニが立ち上がり、また胸ぐらを掴む。
そのまま、彼女は腕の力だけであたしを持ち上げた。
ﾎﾞｸﾞｯ
「ｩｯ･･･!!」
掴まれたままでみぞおちのあたりを強く蹴られ、一瞬息が止まる。
ア「ここに来れたとして･･･その時アンタは生きてるかしら、ねッ！！」
････ッ
アニの言葉と一緒に、あたしは後ろ向きに空中へ投げられた。
アニの姿が遠のくのが見えたかと思うと
ﾊﾞｼｬｰﾝ!!
ｺﾞﾎﾟｺﾞﾎﾟｺﾞﾎﾟ････
あたしは湖の中に沈んでいた。
ｺﾞﾎﾞｯ･･･ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ････ｯ
自分の吐く息の気泡が、水面へ上がって行くのが見える。
あたしは必死に両腕で水をかき、水面を目指す。
「ﾌﾟﾊｧｯ･･！」
あたしが投げ落とされたのは幸い浅い所で、すぐに足が着いて水から顔を出すことができた。
ア「おっと･･･あいにく安心はさせてあげられない」
ﾊﾞｼｬｯ
顔を上げたところに来ていたアニが、あたしの髪をつかんで頭を水中へと押し込んだ。
ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ････！
あたしは力任せに押し込まれた水中で、また大量の気泡を吐いた。
マズイ･･･ッ･･･
このままじゃ･･･あたし･････！
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
