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*
ア「･･ったく、頑固だね。じゃあ、アンタをラクにさせてあげるよ。アンタは
「！」
なぜそこまで知って･･･
ア「あははッ、なんでって顔だね」
アニは笑ってから、スッと目元を冷たいまなざしに変えて言った。
ア「アンタが自室の引出しに無用心に入れてた、あの手紙だよ」
手紙･･･
「！！」
お祖母ちゃんの･･っ･･･
しまった････
自分から、血の気がひいていくのがわかった。
ア「ようやく観念する気になった？そう、あれはこの島の人間には読めない文字･･･アンタがマーレの人間だと示す最大の証拠だよ。あいにく見つかりそうになって半分も読めなかったけど」
もう･･･誤魔化せない･･･
ア「でもまぁ、アンタがマーレの人間だと分かっただけで充分」
どうしたらいい･･･？
明後日の作戦で、エルヴィンはアニを生きたまま捕獲しようとしてる。
今ここで彼女を殺すことは、したくない。
でもそれじゃ、あたしのほうが殺されてしまうかもしれない･･･
シャツ1枚のあたしに対して、アニは立体機動装置をつけた完全装備。
圧倒的に不利だ。
でも･･･
ア「何も否定しないってことが、アンタの答えだと思っていいね？･･･じゃ、ここからが本題。まだ遅くない、アタシたちの方へ来ない？」
「え？」
ア「アンタの裏切りを水に流すって言ってるの、悪い話じゃないでしょ。エレンをアタシ達に渡して。それで一緒に帰ろう」
「あたしは裏切ってなんかない。あなたたちと何かを誓い合ってなんかない」
ア「･･･そう、それが答え･･」
「そう思ってくれていい」
あたしは、マーレを捨てた。
マーレのどこにも、あたしの居場所なんて求めてない。
この島が、あたしの居場所。
ア「残念だね。話し合えると思ったのに･･･」
･･ﾊﾟｼｭｯ
「･････ッ!!」
ﾄﾞｻｯ
足首に衝撃が走り、あたしは砂浜に倒れた。
アニの飛ばしたアンカーが、あたしの足を引っ掛けた。
ｶﾞｼｯ
「････ぅｯ」
倒れたあたしの上へアニが跨り、胸ぐらを掴んだ。
ア「アンタがさっさと認めないから、時間がなくなったんだよ･･･同胞を粗雑に始末するのは気がひけるけど･･･仕方ないね」
「同胞なんかじゃない」
ｸﾞｯ･･･
「･･ぁ･･･ｩｯ」
アニの手が、喉へと食い込む。
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
