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……SIDE IS リヴァイ……
自室へと廊下を進もうとしたその時
ジ「兵長ーっ！」
遠くからオレを呼ぶ声がした。
声の聞こえた方向へ目を向けると、廊下の向こうにジャンが走ってくるのが見えた。
ジ「ﾊｧ､ﾊｧ････兵長が･･･ﾊｧ、お探しだと聞いてッ」
オレの目の前まで走ってきたジャンが、膝に手をついて息を切らしながら言った。
リ「ちょっと来い」
あの話をするのは、人目を避けた場所がいい。
ジ「え･･ﾊｧ、ﾊｧ、はい･･･」
きょとんとするジャンを横目に、オレは歩き出した。
馬小屋へ着くと、少し奥のほうまで入って足を止めた。
リ「お前にやってもらいたい仕事がある」
ジ「･･･はい」
リ「先に言っておくが、お前に断る権利はない。いいな」
ジ「命令ってことですよね」
リ「察しが良くて助かる。そういうことだ」
ジャンは真面目な顔でオレを見つめている。
ほぅ･･･以前より、いい顔つきになった。
巨人との戦いで少しは成長したか。
リ「お前の報告書を読んだ。お前の同僚の推察はあながち間違ってない。むしろ、そう考えて動くべきだ」
ジ「やっぱり、あれは本当なんですね」
ジャンは自分に言い聞かせるように言葉を吐いた。
リ「壁外の作戦は失敗した。オレたちに残された道は1つだ。次の作戦にすべてを賭ける」
ジ「次の･･･作戦？」
リ「お前の同僚が考えた案だ」
ジ「それって･･･」
リ「実に優秀な頭の持ち主らしいな。エルヴィンがその案を採用した」
ジャンは何かを考えるような顔をして、オレの次の言葉を待っている。
リ「周りくどい言い方は嫌いだ。単刀直入に言う。その作戦でお前はエレンの身代わりをやれ。内容についてはあとでエルヴィンに聞け」
ジ「？････ぇ･･」
ジャンのうろたえには、山ほど出てくる言いたい事を必死に抑えているのがありありと見て取れた。
やはり正直なヤツだ。
リ「お前の同僚が覚悟を決めて考案した作戦だ。お前ももう覚悟はできてるんだろ」
ジ「覚悟･････」
その言葉に、ジャンが反応する。
ジ「覚悟なら、できてます。エレンが自分の命に見合うかどうか、きっちり値踏みすると･･･アイツに言いました。おれたちは･･･互いにそれを確認し合った･････、戦友です」
リ「そうか」
認めたくなさそうに、ジャンは目を逸らしながら言った。
リ「ならいい」
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
