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……SIDE IS ハンジ……
ハ「え〜とアルミン、それはこういうこと？エレンは何かを見なかったことにしてる可能性がある、おそらくそれは、アニが女型である証拠となりえるもの」
ア「はい、その通りです」
ほほぉ、中々の観察眼だねぇ。
ハ「だってさ、エルヴィン」
エルヴィンへ目配せしてから、私は改めてアルミンを見た。
団長室に報告に来たアルミンから聞いたのは、女型の中身がアニではないかというとても興味深いものだった。
彼は、彼独自の考察でその仮説に辿り着いたようだ。
素晴らしい。
さすが、我々が初めて巨人に勝利したあのトロスト区ウォール・ローゼ奪還作戦を立案しただけある。
ア「エレンはアニが巨人だと認めたくなくて、現実から目を逸らしてる可能性があります。あの不自然な否定の仕方が･･･幼い頃から彼を見てきた僕にしか、分からないことかもしれませんが･･･」
アルミンの声が自信なさげに、後半から小さくなった。
エルヴィンはずっと黙って、アルミンの言葉に耳を傾けている。
エ「立体起動装置のことをもう一度聞くが、彼女が持っていた物は、本当に君の友人の物だったのか」
ソニーとビーンが何者かに抹殺された時、立体機動装置の検査があった。
アルミンの証言は、アニがその時の犯人で、犯行時に使った自分の立体起動装置とは違う物＝マルコの物を用意して、その検査をうまくパスしてたって話だ。
ア「はい。マルコと一緒に、何度も立体機動装置の整備をしました。傷の入り方などを覚えていたので間違いないと思います」
エ「そうか。それと君が感じたエレンの不自然な否定が君の仮説を形作ったのだな」
ア「それだけではありません。僕は先日の壁外調査で女型の巨人と対峙しました」
ハ「えぇッ、そうだったの？あれはクセモノだったろう？戦うとこちょっと見たかったなぁ」
エ「ハンジ」
ハ「あぁッ、ごめん、続けて」
ア「その時、104期の同期にしか通じない言葉に、女型が反応したんです。仲間を叩き潰そうとしていた手を止めたんです」
ハ「なんて言葉？」
ア「『死に急ぎ野郎』、です。ジャンが、エレンにつけたあだ名です」
ハ「ジャン！ふふっ、おもしろいねあの子」
エ「･･･ハンジ」
さっきよりもあきれたニュアンスを強めて、エルヴィンが私を制する。
ちぇー、ほんとカタブツなんだから。
エ「報告は以上か」
ア「いえ･･･あの･･･」
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ico(プロフ) - サニーさん» 嬉しい声援ありがとうございます(^^)/ 更新がんばります！ (2018年7月23日 21時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
サニー(プロフ) - 続きが気になる作品なので更新頑張ってください！q(^-^q) (2018年7月22日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年7月4日 11時
