Lv.18 最高の絆 ページ18
−リヴァイside−
コンコン。
ハンジ「リヴァイ」
ガチャ。
ハンジ「A、眠ったよ」
リヴァイ「そうか。入ってくれ」
パタン。
ハンジ「Aは、こちらの言い分を全て、のみこんでくれたけど・・」
リヴァイ「感謝する」
ハンジ「やめてよ〜気持ち悪い」
リヴァイ「Aを守るには他に方法がない」
ハンジ「わかってるよ。だけどAの聡明さには ただただ敬意を表するよ。判断が早い・・君の言う通りだった。でも・・・ちょっと、切なくなった」
リヴァイ「ほぅ・・・クソメガネにしてはまともな見解だな。そのメガネ、ちゃんと見えてるらしいな、レンズを換えたのか」
ハンジ「おい、リヴァイ。よかったの？ほんとに」
リヴァイ「どういう意味だ」
ハンジ「壁外から帰ったと思ったら睡眠薬を出せなんて凄い勢いで言うから、つい引き受けたけど・・」
おれは絶対にAを失いたくない。
そのためならなんでもやる。
Aが女である限り、おれはAを求めてしまう。
自分1人のブレーキはきくが、Aのブレーキはきっともろい。
いや・・・おれのブレーキもあやしいもんだな。
そうなれば2人ともアウトだ。
リヴァイ「今日みたいな危なっかしい目にAを何度もさらすのはご免だ。おれの身がもたねぇだろうが」
ハンジ「まぁそうだけど」
アイツを死なせてたまるか。
あの背中を見た時、美しいと感じたことも事実だが、ハンジの言った恐怖も確かに感じていた。
おまえはいったい何度、死にそうな目に合ってきた・・・
そう思うとおれは急にこわくなった。
どうすればおまえを守ってやれるか、必死に考えた。
おれを男だと思わないようハンジにひと芝居頼んだが・・
おれのほうがおまえをどこまでも女として見ている・・
まったく・・・
おまえはどうして女に生まれた。
おまえが女でなければ、おれは冷静でいられる。
こんなに愛しくさせた罰として、おれが全力で守って愛してやる。
だからおまえはおれの愛など知らずにおれを見ていろ。
チッ。
こんなに惚れさせやがって・・・
やっぱり、おまえが女であることが最高にムカつく。
ハンジ「Aはしばらくは起きてこないね」
リヴァイ「ゆっくり眠らせてやれ」
ハンジ「ん・・。あのさ・・・ホントにAを襲ってない？」
リヴァイ「・・襲ってない。なんだ。襲ったほうがよかったのか」
なら、襲いたかった、最後まで・・・
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ico(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます。おっしゃる通りです。ハンジさんの言葉によって、自分の進む先を見出したんですよね。オトナの切ない恋愛…リヴァイとしてみたいです笑 (10月10日 11時) (
レス) id: d2213b78f9 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 感動しました 夢の中のハンジさんの言葉があったからこれから進んでいけるのかなって思いました。オトナの恋愛って感じの切なさがなんか好きです、、、 (10月5日 10時) (レス) @page23 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - みたらし団子バカさん» こんばんは！悲恋が大好物とのこと、お口に合ってよかったです！わぉ毎日！？大歓迎です！ありがとうございます！！ (2018年9月22日 22時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - オトナの悲しい恋愛ですね！こういう手の悲恋は大好物です！毎日伺います！ (2018年9月22日 10時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - リヴァイ=神谷さん大好き♪さん» はじめまして！感動して下さる方がいることに感動しちゃいました。嬉しいです！感受性が豊かな読者さま、大好きです！私も兵長の台詞を胸に前進します！ありがとうございます！ (2018年2月19日 15時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年7月3日 14時
