Lv.1 その目に映るもの ページ1
調査兵団
兵士長リヴァイ・アッカーマンは、私が心から信頼する上司。
彼のことはずいぶん昔から知っている。
人類最強の男といわれる彼ことを、ずっと心の中で呼び続けていた。
いつか、彼を目の前に、彼に向かってその名を呼ぶことが、私の夢だった。
リヴァイ兵長・・・
彼の目に私を映したい。
たとえ、ともに巨人と戦いその血で汚れた私だったとしても。
本気で、そう考えていた。
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A「兵長！！」
速い！同じ立体機動装置を使っているのに、リヴァイ兵長の速さにはいつも驚かされる。
リヴァイ「Aは右へまわれ！」
A「了解！」
私はリヴァイ班で彼とともに巨人と戦う兵士となった。
壁外調査は生死をかけた仕事。
それでもこの道を選んだのは言うまでもない。
リヴァイ兵長の右腕になるのが私の夢で、それを貫きたかったからだ。
「A！タイミングを間違えるな！」
私の思考が戦いにうわの空なのを見すかしてか、兵長が叫んだ。
いけない。今は戦いに集中しなくては・・・！
巨人を追って森の中へ入ると、彼の指示通り、枝を渡って右から巨人を追う。
巨人を追いながら兵長の動きに目をこらす。タイミングを間違えたらアウト。
兵長が宙を舞った。
A「！！」
私の目に、巨人の右手がすばやく動くのが見えた。
兵長からは死角・・あの右手が兵長をとらえたら・・・！
あぶない！
A「兵長！」
届け・・・！
バシュッ！！
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リヴァイ「おまえと組んでいるとおかしくなりそうだ。戦闘中に気をそらすクセをどうにかしろ」
A「申し訳ありません」
リヴァイ「おれは戦いの間、つねにおまえを見ている。おまえがどんな状況かを把握しねえとおれが死ぬからな」
リヴァイ兵長・・・
私を、いつも見てくれている・・・
巨人に食われぬためとはわかってるけど、その言葉に幸せを感じてしまう。
その目に私が映っている・・・
叱られているのに、嬉しさがこみあげて複雑な気持ちになる。
リヴァイ「だが、おまえもよくおれを見ている。」
A「え・・・」
リヴァイ「巨人の動きを読み、ヤツの動きを変化させた。おれの削ぐタイミングを読めるAでないとできないことだ」
兵長・・・
嬉しさをかみ殺して目を伏せる。
「傷が痛むのか。見せろ」
さっきの戦闘で着地に失敗して、木に背中を強く打ちつけた。
兵長が私の背中に小枝が刺さっているのに気づいて、休ませてくれている。
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ico(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます。おっしゃる通りです。ハンジさんの言葉によって、自分の進む先を見出したんですよね。オトナの切ない恋愛…リヴァイとしてみたいです笑 (10月10日 11時) (
レス) id: d2213b78f9 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 感動しました 夢の中のハンジさんの言葉があったからこれから進んでいけるのかなって思いました。オトナの恋愛って感じの切なさがなんか好きです、、、 (10月5日 10時) (レス) @page23 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - みたらし団子バカさん» こんばんは！悲恋が大好物とのこと、お口に合ってよかったです！わぉ毎日！？大歓迎です！ありがとうございます！！ (2018年9月22日 22時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - オトナの悲しい恋愛ですね！こういう手の悲恋は大好物です！毎日伺います！ (2018年9月22日 10時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - リヴァイ=神谷さん大好き♪さん» はじめまして！感動して下さる方がいることに感動しちゃいました。嬉しいです！感受性が豊かな読者さま、大好きです！私も兵長の台詞を胸に前進します！ありがとうございます！ (2018年2月19日 15時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年7月3日 14時
