Lv22 ごめ、ごめんなさい… ページ25
「あ、えっと…私は、別に違います…」
茜ちゃんが慌てて言うと、先生は大きな声で笑った
「そうかそうか、じゃあ山田がこんな明るい子と付き合ってるとでも言うのか？」
腹を抱えながら笑う先生に少し悲しくなったけど
まぁ、そっか
やっぱり私みたいな最低な人と山田くんみたいな凄い人では釣り合わない
『そう、ですよね』
いつの間に、自分が涙目になっていることに気づいて誰にも気づかれないようにそっと目の涙を拭いた
「そろそろ、いい加減にしてくれませんか」
隣から凄い圧と低ボイスが聞こえてきて隣を見ると、すっごい怒ってる山田くんがいた
普段あんまり感情を表さないせいか、周りの女の子はキャーキャー言っている
先生もポカンとしていた
「キャー！怒ってる山田先輩カッコいい！」
「あの顔マジいい！写真でも撮る！？」
「いいねいいね！撮ろ撮ろ！」
周りからは写真だのカッコいいだのそんな言葉がめっちゃ聞こえてきた
写真撮るとか…やばい
「うーん…撮ろうとするとどうしても隣の人映るよ？」
「そうだなぁ…あっ、あの、すみません！そこの人」
気づいたら、その女の子2人に声をかけられた
「山田先輩の写真撮ろうとするとどうしても貴方が映るのであっちらへん行っててもらえませんか？それと、」
え…？
女の子はもう一息吸ってから私の瞳を見た
「山田先輩に、近づかないでください」
『ごめ、ごめんなさい…』
冷たく放たれた言葉が頭の中で何度も再生される
もうここにいたくない
そう思って、私は走り出した
山田くんとキツく絡まっていた指も一瞬のうちにリボンのように解けた
大人が恥ずかしい
なんで女の子はあんなにキツイことを言うの？
あぁ、それだけ
あの女の子達が山田くんを想う気持ちは、大きいんだな
あの子達に比べたら、私なんて…
私があげる、山田くんへの愛なんて…
これっぽちもないかもしれない
そう気づいて、私は走るスピードを早めた
思いっきり地面を蹴り階段を高速で降りていく
もう、消えたい…
そう思った時、後ろから
今1番来てほしくない人が来た
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ミユカ - 応援してますっ！！fightー！！ (6月10日 16時) (
レス) id: 9ee8a1e6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレア(プロフ) - ミユカさん» はい！頑張ります✊ (6月4日 19時) (レス) id: 09815e7bdb (このIDを非表示/違反報告)
ミユカ - た､大変ですね(･･;)頑張って下さい！！ (6月4日 16時) (レス) id: 9ee8a1e6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレア(プロフ) - ひなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！凄いですね…言葉って。その一言で頑張れちゃいます！ (6月4日 6時) (レス) id: 09815e7bdb (このIDを非表示/違反報告)
ひな - ヤバい…この小説大好きすぎる (6月4日 4時) (レス) @page30 id: 037951841d (このIDを非表示/違反報告)
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