Lv21 え、恥ずかしいよ ページ24
うー…瑠奈ちゃんまだかなぁ
と考え続けて約2分
『今日はせっかくの文化祭だから…山田くんと手でも繋いで色々買いたかったのに〜』
私がため息をつくと、気づくと、隣に誰かいた
「俺と、なんです？」
いつの間に…
『あ、いや。ううん。ただ、せっかくの文化祭だし、見て回りたいなーって』
私は本音を言った
『というか、びっくりした！来たなら言ってよ！！』
『茜ちゃんも！！』
少し怒り気味の声で、茜ちゃんにも注意すると、茜ちゃんは「あははー」とでも効果音がつくような声で頷いた
「あっ、うん！」
♡
私達が山田くんに瑠奈ちゃんのことなど、説明をし終わると学校を回ろうということになった
『嬉しいなぁ♪』
私が上機嫌で、半分冗談半分本気で山田くんの手をとり、手を繋ぐと山田くんはすぐ手を解いてきた
むぅっ…
そんなすぐ解かなくてもいいじゃん！！
私がムスッとしていると、山田くんはさっき解いたはずの私の手をとって、指と指を絡めてきた
いわゆる、“恋人繋ぎ“
ギュッと強く握られて、表情や心はわからないけど「俺はこっちがいいです」とでも言っているようだった
いつの間にかムスッとしていた顔もカァッと赤く染まる
それより、さっきから周りにいる女子の視線が痛い！
「なにあの人、山田先輩と恋人繋ぎ？」
「山田先輩の周りに女が2人もいるんだけど」
「誰あの人…絶対山田先輩の事好きじゃん」
山田くんは学校内でも人気だなぁ…
嬉しいような悲しいような…
うーん、辛い
「おい！山田！」
ん？
歩いていると、後ろから山田くんの名前が大声で呼ばれたので振り返ると
体育系の先生と思われる先生が山田くんに話しかけ始めた
すると、先生の視線は私達に注がれた
「お、お前…彼女…か？」
「まぁ…はい、そっすね」
山田くんがそう言うと、更に指と指を深く絡めてきてもっと強く握られた
『山田くんっ…え、恥ずかしいよ』
まるで、周りの人達に見せつけるように
「どっちが彼女だ！？もしかして二股か！」
「違います」
『山田くんはそんな人じゃありません』
「あー…そうだよな、じゃあ、こっちの子が彼女か。おとなしいしな」
先生の視線は茜ちゃんに注がれていた
“おとなしいしな“
“こっちの子が彼女か“
そんな言葉が私の心に突き刺さる
確かに、そう思われても仕方ないか…
やっぱりか…
Lv22 ごめ、ごめんなさい…→←Lv20 学校での山田くん
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ミユカ - 応援してますっ！！fightー！！ (6月10日 16時) (
レス) id: 9ee8a1e6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレア(プロフ) - ミユカさん» はい！頑張ります✊ (6月4日 19時) (レス) id: 09815e7bdb (このIDを非表示/違反報告)
ミユカ - た､大変ですね(･･;)頑張って下さい！！ (6月4日 16時) (レス) id: 9ee8a1e6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレア(プロフ) - ひなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！凄いですね…言葉って。その一言で頑張れちゃいます！ (6月4日 6時) (レス) id: 09815e7bdb (このIDを非表示/違反報告)
ひな - ヤバい…この小説大好きすぎる (6月4日 4時) (レス) @page30 id: 037951841d (このIDを非表示/違反報告)
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