第28話 ページ30
リヴァイ視点
Aの部屋の前で声をかけ続けて数日が経った。
相変わらず反応は返ってこないが、
少しずつ拒絶のオーラは薄れていっている気がした。
こないだはクソメガネが飯を運んだのだが、
その時Aが痩せていってると騒いでやがった。
俺の知る限り、誰が運んでも
飯には一切手をつけていなかったからな。
流石にエルヴィンも危惧したのだろう。
俺に中の様子を見て来いと言ってきた。
大事な戦力だからなアイツは。
数日間は扉を介して声をかけていたが、
やはり反応は一切返ってこない。
もしやと思い、扉を蹴破れば
ベッドの上にうずくまるように
膝を抱えている姿を見つけた。
あぁ…確かに痩せこけたな…
今日の朝に俺が運んだ飯にも
一切手をつけていない。
リ「何故飯を食わねえ」
貴「……」
リ「…死にてえのか」
貴「……はい」
反応があったことに安心したが
今こいつは何て言った?
リ「…てめぇ」
貴「私は死んだ方がいいんです。
私が生きていても
何もプラスにはならない。
兵長も見たでしょう。
私の持つ力のせいで、
巨人共に隙を与えてしまった。」
リ「……」
俺は答えることが出来ず
Aの悲痛な叫びを
ただ聞くことしか出来なかった。
エルヴィン…
お前はこうなることを知っていたのか…?
知っていてAを壁外調査に行かせたのか…?
224人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月影刹那(プロフ) - 1412♪さん» はじめまして。コメントありがとうですww本物の兵長はかっこいいのに、私が書く兵長は…(涙目←) (2014年12月22日 16時) (レス) id: a3ad9af7a5 (このIDを非表示/違反報告)
1412♪ - こんにちは!兵長、超超カッコイイですね!!!キュンキュンしまくってます/// (2014年12月22日 6時) (レス) id: eb676ca50e (このIDを非表示/違反報告)
月影刹那(プロフ) - 小悪魔女子さん» はじめまして。コメントありがとうです。亀ですが頑張ります(>_<) (2014年12月7日 14時) (レス) id: a3ad9af7a5 (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔女子 - 期待としか言葉が出ない (2014年12月5日 23時) (レス) id: 8999ac6131 (このIDを非表示/違反報告)
月影刹那(プロフ) - ほいっぷえくれあさん» こんばんは~▽・w・▽こんな兵長でも良ければ、いつでもどうぞ!(≧▽≦)← (2014年9月26日 23時) (レス) id: a3ad9af7a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月影刹那 | 作成日時:2014年1月9日 19時