うたのプリンスさまっ♪〜キミへの愛は1000％！〜

BAND NEW MELODY ページ8

ト｢私は一ノ瀬トキヤです」

春｢え、だって…HAYATO様でしょ？」

春歌がそう言うと何処からかシャイニーの声がした

早《Oh,no〜っそれは違いマース！フハハハハ！》

するとシャイニーが回りながら登場してきた

早｢それはちゃいマース！」

春｢え？っていうか学園長何時からそこに…？」

早｢Meはずっと此処にいましたヨーン」

春｢じゃあ、立ち聞きですか？」

早｢そうとも言えるきゃも

彼はHAYATOではありまセーン！
彼はHAYATOの双子の弟、一ノ瀬トキヤなのなの〜」

春｢双子の弟…？確かに声は違うけどHAYATO様と同じ響き…」

早｢一卵性の双子だからしてぇ
なーんの不思議もあーりませんねぇー！」

シャイニーが言い終わると今度はトキヤが口を開いた
…知ってた？私まだ抱きつかれてるんだよ、トキヤに

恥ずかしいんだけど…

ト｢不愉快なんですよ
あんな軽薄なアイドルと間違われるのは」

その言葉を聞いた春歌は言い返した

春｢HAYATO様は軽薄なんかじゃありません！
それに双子のお兄ちゃん、なんでしょ？兄弟のことをそんな風に言うなんて良くないです！」

―――

林｢おはやっぷ〜！此処にいる皆は激しい受験バトルを勝ち抜いてきたわけだけど
今日からが！本当のバトルなのよん♪」

林檎さんは一度ビシッと指し、ポーズを決めた

林｢アイドルコースの人、手挙げて〜」

そう言うとクラスの半分が手を挙げた
その中には友千香や音也、真斗、那月もいた

林｢じゃあ、作曲家コースの人〜」

此方でもクラスの半分が手を挙げた
春歌もその中の一人だ

林｢そう、此処にはアイドルを目指す子と、
アイドルの曲を作る作曲家を目指す子の両方がいるのよね

お互いの事をよーく知るために一緒にお勉強していくわけだけど

一学期の終わりにアイドルコースと作曲家コースの生徒でペアを組んでもらうの♪」

そしてSクラスでも同じ説明をされていた

龍｢そして、ペアの相手はこのSクラスの中だけに限らねぇ
Aクラス、Bクラスどのクラスでも気に入った相手を見つけていいんだからな

そのペアで参加してもらう卒業オーディション
優勝したペアにはメジャーデビューに通じる道が開けるってわけだ」

林｢一学期の終わりに正式なペアを決めるまで」

龍｢いろんな奴と知り合って完璧なペアの相手を探せ」

林｢そして一つ、とぉーっても大切なルールがあるの」

龍｢そのルールとは…――――」

「「恋愛絶対禁止令！！」」

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