七色のコンパス ページ5
友「イケてる王子様がいっぱいで女子は大変。なんていうか…
うたのプリンスさまたち、みたいな」
と友千香がおどけて言った
春「うたの、プリンスさま…」
『うたのプリンスさま…』
バンッ!!
全「!?」
扉が強く開けられる音がした先には
龍也さんが立っていた。それも誰かを探しているみたいで
翔「龍也先生…?」
レ「どうしたんだろうね、龍也サン」
翔とレンの声が聞こえた
龍「如月雪那はいるか!?」
私のことを探してた?
友「あんた日向龍也とも知り合いなの!?」
『ま、まぁ…』
友千香のその声が聞こえたのか龍也さんがこっちに早歩きで来た
龍「ちょっと来い!」
『え、ちょ、龍也さん!?』
龍也さんに手を取られ、連れて行かれた
連れていかれた先は誰もいない、来なさそうなところだった
『龍也さん?どうしたn…
ぎゅ…っ
――ちゅっ♪
どうしたんですか、と聞く前に
温かいものに包まれたかと思うと唇に温かいものが触れて
抱きしめられてキスされたんだと気付く
『ちょっ、龍也さん!?///』
龍「何時戻ってきてたんだよ?」
『つい最近』
龍「Aクラスの隣にSクラスあんだろ?何で来ねーんだよ?」
『龍也さんがSクラスの担任だなんて知らなかったし…』
龍「あ?林檎が…あいつか、原因は」
『?』
龍「林檎に聞けば良かっただろ?」
『それ以前に龍也さんがこの学園の教師をやってるなんて知らなかった…』
龍「ハァ…今度はしっかり連絡してくれよ?
つーか、こっちだってメール送ってんだからしっかり返せ。心配すんだろうが」
『…はい』
龍「よし」
龍也さんはそう言って私の頭をポンポン、と撫でた
うん、やっぱり龍也さんの手は大きくて温かい
龍「そう言えばおっさんの所には行ったのか?」
『あ、』
龍「今から行って来い。多分学園長室に居るから」
『ん、ありがとう』
私はそう言って龍也さんとわかれ、学園長室を目指した
暫く歩くと学園長室に着いた
コンコン…
『学園長…』
早「入ってまーす」
ガチャ…
早「お久しぶりデスネー、雪那サン」
久しぶりに会ったシャイニーはいつも通りおどけた口調だった
『ん、挨拶来るの遅れてごめん』
早「イイエー、来てくれただけ良しとしまショウ!」
『受験、ありがとう。とても助かった』
早「あれくらい朝飯前デスヨー!」
『何かお礼したい』
早「そうデスネー、雪那サンは確か作曲家志望ででしたヨネ?」
『ん、そうだけど…』
何故か嫌な予感が…−――
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渚(プロフ) - とっても良かったです!もう1つの作品と違った面白さがありました!更新頑張ってください!! (2014年8月10日 22時) (レス) id: 1e8f404b6a (このIDを非表示/違反報告)
はるるん(プロフ) - 間違えた(笑笑 バンバン更新しちゃってください!! (2013年7月17日 0時) (レス) id: 15408d9e49 (このIDを非表示/違反報告)
はるるん(プロフ) - これ、最高です!バンバン更新しちゃってくだしい!! (2013年7月17日 0時) (レス) id: 15408d9e49 (このIDを非表示/違反報告)
文学少女(プロフ) - すごく面白いです。更新待ってます! (2013年7月3日 18時) (レス) id: 3172f4739b (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃♪LOVE(プロフ) - 龍也先生がハンパないです//あとトキヤとの絡みも・・・(( これからも頑張ってください!! (2013年4月27日 5時) (レス) id: 9d286a833d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リクナ | 作者ホームページ:http://id4.fm-p.jp/550/arashianime3/index.php?nocnt=1&prvw=TGdrNzVsazk1eUlGT...
作成日時:2012年12月27日 18時