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テグンオッパが私の手を引いて自分の部屋へ連れ込んだ後、私達は沈黙を味わった
そんな沈黙を切ったのはテグンオッパだった
L「大丈夫?」
「え?」
L「泣いてたから…」
指で私の涙を拭って、心配そうな顔をする
ほら、また、私のことちゃんと覚えてないのに、私にする行動は記憶を失くす前と同じ
「ええ、大丈夫ですよ?」
無理して笑えば、頭を撫でてくれる。これだって昔、私が仕事で忙しかった時にしてくれた
あぁ、やっぱり私には彼しかいなくて、無理に思い出させるのは嫌だけど思い出して欲しくて…
「ご飯食べましょう?私仕事があるので」
L「仕事?」
「さっき携帯見たときにマネヒョンから連絡入ってて…それに、パリに行く話もしに行こうかと思ってるんです」
L「俺も行く」
「はい?」
L「ご飯食べよ」
そのままテグンオッパは部屋を出て行ってしまった。やっぱり彼の思考と行動は記憶を失う前から理解不能だ
部屋を出るとウォンシクが来て、
R「さっきはごめん。無理に聞こうとして…」
謝るときは大抵目を逸らしながら言うのだが、今回は頑張って目を見ながら謝ってくれた
相当反省したのだろう
「気にしてないよ」
笑顔で返すとぱぁっと明るくなり、
R「そっか、じゃあ飯食うかw?」
いつものウォンシクに戻った。
ビナの作るご飯はやっぱり美味しくて、私は舌を巻く
K「隙ありぃ!」
R「ぎゃあ!!俺の玉子焼きー!!」
K モキュッモキュ
R「何食ってんだよ!」
HY キラーンッ サッ!! モキュッモキュ
R「ヒョガァ!!」
HY「ふぁむれふぁ?」←(何ですか?)
R「俺のウィンナー…」
N「そろそろ行儀よく食べれないのか?」
K「ビナがおかわり作ってくれないのが悪いんですよ」
HY「そうだ、そうだ!!」
毎朝こんな感じで楽しく?朝ご飯を食べる
HB「そう思うならもっと綺麗に食べろ!」
確かに、食卓は綺麗とはとても言えないほど汚れる。主に2人のせいでw
そんなのお構いなしに食べるテグンオッパ
何もかも同じなのに、少しだけ違う日々
朝食を食べ終わり、片付けをして、テグンオッパとマネヒョンの車に乗り込んだ
今日はビクスの仕事は休みなので、車に乗り込んだテグンオッパを見てマネヒョンは驚いていたが、なにも言わなかった。いや、言えなかったというべきか?
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Lovevixx - テグナ... (2015年9月22日 23時) (レス) id: 19a47d9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちびっくす - レオLOVEさん» 大好きだなんて…(T_T)ありがとうございます(T_T)頑張って更新しますね! (2015年8月24日 23時) (レス) id: 6ac3faa541 (このIDを非表示/違反報告)
レオLOVE - ちびっくすさんの作品が大好きで沢山のお話読まして頂きました!その中でも失った記憶が好きです!これからも更新楽しみにしています(*´ω`*)レオ君もちびっくすさんも頑張ってください!! (2015年8月23日 19時) (レス) id: e398f2f105 (このIDを非表示/違反報告)
lovevixx/rei - こうしんふぁいてぃん (2015年7月30日 23時) (レス) id: 19a47d9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE@VIXX/rei - テグナ...早く記憶戻って><更新ファイティン!! (2015年7月15日 7時) (レス) id: 05f1980ac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちびっくす | 作成日時:2015年5月12日 19時