邪魔 ページ14
Aの振り下ろした短剣は妖夢の体を切ってはいなかった、Aの手にあるのは彼女の刀と自分の短剣がぶつかり合った感覚だけである。そしてAは今から殺す相手である魂魄妖夢に目を向けた
A「(確かに心は折った、抵抗の意志が消えるほどに…だが…それなのに…まるで身体がまだ死なせないと言わんばかりに彼女の意志に反して俺の攻撃を防いでいる…)心が潰れてなけりゃ簡単にはいかなかっただろうな、妖夢」ジャキン!ジャキン!ジャキン!ジャキン!ジャキン!ジャキン!ジャキン!ジャキン!
無数の斬撃が彼女を襲いかかる
妖「ぐっ!(一撃一撃がスペルカードのように重い!)」
その間も彼女の中ではやはり葛藤があった…そうしているうちに妖夢の身体は限界を迎え、刀は地面に落とし腕はだらりと垂れ下がったそしてAはこう告げる…
A「依頼………完了」ジャキン!
しかしAの刃は妖夢に届くことはなかった、それどころか先ほどまで動いた身体はピクリとも動かなくなっていた…
A「何だ?何かに締め付けられている?」
?「残念だけど、妖夢は殺らせないわよ?」
A「…………」チラッ Aは声の方向へと顔を向けた
妖「アリス…さん…」
ア「あなたね?霊夢を殺したのも、妖夢をこんな風にしたのも」
A「あぁ、そうだ。それが依頼だからな」
ア「イラッ」ギチギチギチ Aに対する拘束がさらに強まる
A「Let it rot away【腐り果てろ】」
そしてAを拘束していた糸は腐り果て消えたさらにAは霊夢を殺した武器…ゼロの双剣を取り出し構えた…
ア「私の魔力糸をあんな簡単に…」そしてアリスは妖夢に目を向け「大丈夫かしら?」と問いかけた、その瞬間アリスはAが接近していることに気付き妖夢に振り下ろされた短剣を再度糸で止める。Aは一度後ろへ退いたがまた攻撃態勢に入っている…
ア(いくら妖夢を守りながらと言っても防戦一方で反撃の隙がない!)
A「なぁ、俺の目的は妖夢だけだ、おとなしく渡してくれないか?」
ア「いやよ!」
A「そうか…だったらお前も殺す!runs like
light!」ダッ!…………………………………………………………………(一瞬だが時が止まった感覚がした…)そう思った瞬間に妖夢とアリスの後ろには紅魔館のメイドが立っていた………
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作者名:レオン | 作成日時:2024年4月6日 12時