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玲王の後ろには女の子が数名。
女の子からは、「誰この女?」と顔に書いてある。
いきなりなんだこの人…てか今凪って言った?
『…えっと、凪というのは…あの凪誠士郎の事でしょうか?』
「そうっ!!その凪誠士郎。」
なんでこの人が凪のことをてか色々とツッコミたい所があるなぁなんて思いながらも後ろの女の子達の視線が痛い。
『あーえっと、私と凪はそんな彼女とか彼氏とかでは無くてですね…。てか、そんなこと貴方に伝える義務もないと言いますか…。』
じっとこちらを見てくる相手の目線から目を反らせばこの状況が居た堪れないと思いAは購買からダッシュで出ていった。
「あっおぃ!!」
『質問は答えたのでーッ!!』
「ちっ逃げられたか…」
なんなの、なんなの…あの人!!!
『凪ッ!!』
Aは先生に怒られない程度に早歩きをして校内のいちばん高いところである屋上へと上がった。
そこには、案の定ゲームをしながら寝転がっている幼馴染の凪誠士郎がいた。
「なにー?」
『「なにー?」じゃなくって!!あんたあの…なんだっけ?お金持ちの人と面識あったの?』
「んーお金持ちの人?あーなんか一応?それよりもお腹空いたなぁ〜」
『あっメロンパン買ってきた…じゃなくって!!いつそんな面識することあるのよ?』
いつものペースに乗せられるところだったと思いながらもメロンパンを差し出しながら質問をした。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、!無理せず更新頑張ってください! (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶華 | 作成日時:2022年12月31日 7時