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｢おっいたいた。｣
今日は何回目に聞いたんだろうと言うくらい聞き飽きた声がした。後ろを振り向くとそこには玲王が凪がいた。
『...』
すぐ振り向くのをやめてAはパンをもぐもぐし始めた。すると玲王はむっとしてAの方へと寄った。
｢お前なんで逃げんだよ。｣
『逃げるに決まってるでしょ。目立つのよアンタといると』
｢目立つことの何が悪いんだ？｣
わからんと表情に浮かべている玲王を見てAは頭を抱えた。
『だぁこの目立ちたがり屋！！』
むむむと睨み合っていると欠伸をしながらゲームをする凪がちらっとA達に目線を向けて呟いた。
｢仲良しだね。｣
『仲良くないっ！！』
凪を睨むとおー怖っなんて呟いて凪は有紗と目が合うと逃げるように有紗の方へ駆け寄った。
｢霧崎さんだ〜唐揚げちょうだーい｣
『有紗に集らないッ！！』
｢ちぇー｣
有紗はぎゃいぎゃい凪とAが言い合っているのを見ながら姉弟みたいでいいなぁーなんて思いながら玲王と目が合った。
｢そーいえば、凪くんと御影くん2人で何してたの？｣
｢あぁ、凪がお腹すいたって言うから購買のパン買ったのはいいけどいつもの場所じゃないと嫌だって｣
｢あーなるほど。いつもここにいるもんね。｣
ほのぼのと喋っている玲王達を見てAは確かにこの2人お似合いだなぁなんて思いながらぼーっと眺めていると玲王と目線があった。
｢如月、明日の練習試合来るよな？｣
『...行けたら行く。』
｢来ない奴の決まり文句じゃんそれ｣
むすっとしてる玲王を横目にパンを食べ終わるとAは立ち上がった。
『気分で行くかもしれないでしょ？』
そう言うとAはトイレに行きたいと思い扉の方へと歩いて行こうとすると玲王に腕を捕まれると少しびっくりした。
｢どこ行くんだよ？｣
また怒らせたかなんて思った玲王は少し眉を下げながら首を傾げた。
『ト・イ・レ・っ！！』
Aはそう言うと腕を振り払って早歩きで向かい屋上の扉を勢いよく閉めた。
『ビックリした。』
いちいち近くて心臓に悪い。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
