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｢てか、なんでそんなにサッカーしたい訳？｣
凪がとぼとぼと歩きながら首を傾げた、すると玲王はキラキラした瞳でこちらを見てきた。
｢あれ？言ってなかったけ俺の夢！！｣
うわぁいらんこと事聞いちゃったなという顔をしている凪を横目にAは苦笑を浮かべた。
｢俺んち御影コーポレーションって会社やってんだけどさ｣
｢あー知ってる…ゴリゴリのお金持ち。｣
｢そうそう親父と母親は俺を後継者にしたいらしく英才教育でゴリゴリになんでも与えられてきたの｣
｢えーいいじゃん。ぬるゲー人生｣
｢だから嫌なんだよ。俺は親から与えられたもので満足する人生で終わりたくない。自分の人生は自分で切り開く。｣
｢そこで、見つけたのがW杯！！アレは俺が生まれて始めて欲しいと思った俺の存在を証明する夢なんだ！｣
玲王が夢を語っていると凪が今だと思いそそくさとAを置いて靴箱の方へと走っていく。
『えっ凪！！なんで置いてくのちょっと！?』
Aは凪の後ろを追いかけようとしたがふと玲王の方を振り返ってみた。
『なんで凪を誘うの？凪じゃなくても他にもサッカーできる人はいっぱいいると思う…。』
｢俺は、凪の才能を確信してる。それに、
『宝物…』
｢絶対、口説き落として凪とW杯を獲る。｣
『無駄だと思うけどなぁ…それに』
｢それに…？｣
『…凪はわたしの宝物だから…』
そう呟くとAは自分の教室へ足を運んだ。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
