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『ハァはぁ…間に合った…。』
肩で息をしながら靴箱に靴を入れて教室へと向かう。
｢しんどそうだね。｣
『凪は…元気だね。』
息切どころか汗一つかいてない相手を見ていつものんびりしてるのにどこからその体力があるんだなんて思っていると中庭の方から黄色い歓声が聞こえた。
｢｢きゃーレオ様よっ！！｣｣
｢レオくんおはよう！！｣
｢レオ様と目が合ったわっ｣
中庭の方では紫色の髪をした男の子が女の子達に囲まれていた。
『…なにあれ？』
｢えっ…A知らないの？お金持ちの人だよ。｣
『お金持ちの人…？』
なんだその雑な説明はと思いつつも自分には関係ない話かなんて思えば教室の方へ向かう。
｢いいよねーお金があれば働かなくていいし。めんどくさくなさそう…あ、でもあんな感じで色んな人に絡まれるのは面倒くさそう。｣
『本当、面倒くさがりよね。』
お金持ちなこと鼻にかけてそうでなんか嫌だななんて偏見を持ちながらも凪と会話をしながら教室の自分の席へと着席した。
『はぁ、疲れたー』
｢おはよう、今日遅かったね？｣
『おはよう。そうなの…ちょっと色々あって』
隣の席に座る女の子、名前は霧崎有紗。
同じクラスでは凪しか話し相手がいなかったんだけど、最近席替えをしたことによって有紗と友達になった。
なんで、友達になれたかってそれは私と違ってコミュ力がすごく高いていうのもそうなんだけど、有紗はサッカーオタクなのだ。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
