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わいわい
アズールが奥から出てきた。
「なんです。開店直後だと言うのにこの混雑状況は!?」
「オラァ!早く飲み物持ってこいよォ!」
「肉!肉!ひゃははは!」
「テメーそれは俺が頼んだ肉だぞ!」
「道を開けてください。通ります!」
ドンッ
ラギーとぶつかる
「失礼!」
「いーえ気にしないで。シシシッ。」
ラギーと目配せし席を立つ。
作戦を実行しVIPルームのレオナに報告をする。
『今終わったよ。』
「おう、お前も座れ。」
ガチャン!
扉が勢いよく開きアズールが入ってくる。
「よぉ、タコ野郎。」
『やっほォ。』
「レオナ・キングスカラー、A・キングスカラー…!」
「どうした?いつもすましたお前がえらく慌ててるようだが。」
「君には関係ありません。それより、あなたたちはどうしてここに?」
「どうしてって…この鍵。お前のじゃねぇか?」
摘んでる鍵を見せる。
「さっきそこで見つけたんだが、お前のモノだった気がして、届けに来てやったんだ。」
「そ、それは!」
「やっぱりビンゴか。」
「返しなさい。窃盗は重大な犯罪ですよ!」
「はっ。親切で届けに来てやったってのに泥棒扱いかよ。いいぜ、返してやるよ。A。」
鍵を渡しながら呟く。
『お前、俺に向かって犯罪者呼ばわりとはいい度胸だな。』
何度かオクタヴィネルの奴らはしばいてきたせいか肩をはねらせる。
「俺たちの用事はそれだけだ。じゃあな。」
怯えるアズールを置いてルームを出る。
『フフッ。タコくんオモシローイ。』
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作者名:矢印 | 作成日時:2020年5月29日 2時