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海【一郎編】 ページ21

Aside




海につくと前と同じような景色




あの時と違うのは年齢と背丈だろうか




『一郎髪伸びたね』




そういって背伸びして髪の毛を触ってあげたら




一「これが魔性の女か…………」




なんて呟く一郎。




なにこいつ。今度はなんのアニメだろうか





『今回は前回の反省を活かし海へは入りません』




一「別に手出さねぇよ」




意外と塩対応でつまんなく思って結局ヒールを脱ぎ海へ入る






『昨日サメの映画みてさぁ。海怖くなったんだよね』




そんなん言ってる割になんで入るんだよって目をする



本当に目は口ほどに物を言うとはよくいったものだ




『一郎兄弟大事にしてるんだね』




一「まぁな」




特に話すこともないまま時のみすぎる





『そういえば…………』




一郎に言ってしまった発言を撤回しようと口を開く





『月が綺麗なのは左馬刻と一緒の時だけなんだ』




そういうと





一「知ってっから。」




淡々と告げられる





友達のままでいいからと何も言わなくても伝わってくる彼の言葉





まったく私はなんていう逆ハーの人生を生きているのか






まぁ、こんな人生も悪くはないか





明るく輝く月に微笑んで目を閉じる






『そろそろ寒くなってきたや……』





そういって浜辺に行こうとしたとき前回と違って1人でコケて砂浜にキスしたのは別の話

電話相手に嫉妬中【左馬刻編】→←魔性の女【一郎編】



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作者名:愛音 | 作成日時:2019年6月23日 22時

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