当たり前 ページ7
Aside
大きく深呼吸してドアノブを押した
乱「6月14日 曇り 今日は無花果さんに仕事を押し付けられた。残業マジ無理。もうあいつ無花果ジャムにしてやる。」
寂「これとかどうです?3月14日 晴れ ホワイトデーと楽しみにしてたのにバレンタインに誰にも渡してなかったら貰えなかった。」
『ちょちょちょちょ………………?!?!』
な、なんでこいつら私の日記を読んでるんだ?!
左「よォ。起きんの早かったな」
一「乱数、これも面白そうだぞ」
いやまって?何かとカオスなんだけど
『な、なんで私の日記…………』
正直いってさっきの緊張感を返して欲しい
乱「んふふ〜。Aも読む?自分の日記」
『もうなんなのマジで』
なんなの、ほんとに
なんで____
一「ちょっ?!A何泣いてんだよ?!」
『いや、なんでもない』
なんでこんな、裏切った私に優しく対応してくれるのかがわからなくて涙がでる
寂「ほら、落ち着きなさい」
頭をポンポンされて涙を拭ってくれる
左「驚かせんじゃねぇよ」
そういって呆れたようにこっちをみる左馬刻
彼らは仲が悪かったはずなのに私のために今集まってくれている
そのことが嬉しくて、それと同時に自分のやったことを悔やんで私は彼らに向かって言った
『………………ごめんなさい』
頭を思いっきり下げて謝る
『裏切って、貴方たちの元から離れて……ごめん』
顔を上げるのが怖くてずっと下を向いたままでいると
左「ンなもん過ぎたことだろ?いちいち引きずってんじゃねぇよ」
『でも……』
乱「そうそう、そういって左馬刻が1番Aが裏切ったことに傷ついてたけど」
左「ンだとてめぇ!」
そういってまた騒ぎ始める
『ははっ、馬鹿みたい』
そういって私は彼らの一度離れた輪の中にまた戻った
一「次どっかいったらマジで許さねぇからな」
寂「心配していた私たちの身にもなってください」
『うん。もう離れないよ』
もうあんな思いはしたくない
だから
だから
最高の笑顔で返した
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作者名:愛音 | 作成日時:2019年6月23日 22時