裏切り者 【The Dirty Dawg】

勘違い【過去編】 ページ39

Aside




爆破した。爆破してしまった。



『な、なんてことを…………』



そこには確かに彼らがいたはずだ



無「お前が自分勝手な行動をしたからだ」




私が？私がバトルしようとしたから彼らは死んだの？





私が＿＿＿＿私が＿＿＿＿ワタシガ？





『あっ、、、あっ、』



気づけば地面に膝をついてひどい声で泣いていた




無「残念だったな。The Dirty Dawgももうお前のことは信用しないぞ」




みんなが……？でもそりゃそうだ。私のせいで一郎の弟が。私のせいで左馬刻の妹が。




『私がいたから……』



無「そうだ、お前がいたから」



『もう、彼らにどんな顔して会えばいいか……』



無「なら会わなければいいだろう」



『え……？？』



無「さっきから言っている。政府にくればお前は彼らに会わない。なぜなら中央区だからな」




『政府に行けば…………』



無「そうだ。くるか？Faith HH」




居場所がない。私がみんなの大切な人達を殺した。もう二度と同じ顔で彼らは接してくれない




『そこでは私は受け入れられる？』




無「総理がお前をとても可愛がるだろう」



『なら……いく。誰かに必要とされるならいく。こんな私に居場所があるなら……いく』




無「ふふ、それでいいんだ。Faith HH、名前はなんて言うのか？」



『八月一日…………A………………』



無「そうか。A、お前を今から正式な政府の一員として認める。さぁ来い」





私にだけ伸ばされたその手をとり私はもう二度と彼らのところへ戻らなかった






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