裏切り者 【The Dirty Dawg】

葛藤【過去編】 ページ38

Aside




無「さっさと選べ、Faith HH」




『なら最後の手合わせでもしようかな』




結果私は選択肢にないバトルを選んだ




このマイクに私自身が乗っ取られるならそれでいい。



それで一郎の弟たちと左馬刻の妹を助けられるならそれでいい




スイッチを入れて彼女に向き合うと…………




無「残念だったな。その選択肢はなしだ」




瞬間、彼女はポケットから機械を取り出しボタンを押した




一郎の弟たちと左馬刻の妹がいるはずの工場が盛大に爆発した





『………………………………え？』




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
数分前＿＿＿＿



「はっ、了解しました。無花果様」


「無花果様はなんて？」


「ヤツが来たから逃がせ、と」


「了解した」





二「おっ、おい急に縄解いてどうしたんだよ」


「いえ、今政府の者がFaith HHと対峙しているので貴方がたを助けに参りました」



三「Faith HHが僕らを捕えたんだよね」



「そういうことです。さぁすぐに工場からでましょう。彼女はここを爆破するつもりです」



合「ば、爆破？？！」



「はい、だから逃げますよ」





早く逃げてくれないと全ての責任がFaith HHに押し付けられませんから＿＿＿＿

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