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42話 ページ44

店内に入ると
数名の店員が私を見るが
「いらっしゃいませー」と声を出すと
すぐに業務に戻った

私はまっすぐ
芝健が見ていた指輪がある場所にいく
まだ飾ってあった


A「あ…指のサイズ…」


少し高いけど、これにしようと思った
しかし指のサイズが分からない…

唸っていると、店員が話しかけてきた


店員「お決まりでしょうか?」

A「あ…っと、プレゼントで送りたいんですけど、サイズが…」

店員「そうなんですねー、大きめのサイズを買っも大丈夫だと思いますよ?」


きっとこの店員さんはチェーンを通して
ネックレスにすればいいと思っているんだろう

けど、私は嫌だった
指輪としてつけてもらいたいのだ


店員「全サイズ在庫ございますので、友人にお聞きしてみてはどうでしょうか」

A「あ、そうします…」


誰に聞こう…
まりん…いや、まーくん?
でもなー…

とりあえず、ダメもとで
カナタくんに電話してみる


カナタ『しもしも』

A「カナタくんですか?」

カナタ『そうだよー。どした』

A「いやー…芝健の指のサイズが知りたくて…」

カナタ『なるほど、芝ー!指のサイズっていくつだっけ?」

A「え」


そこに本人いるんですか!?
困るんですけど!?

電話の向こうからいろいろ会話が聞こえてくるが
「芝が好きだから全部知りたい」なんて
よくわからないことを言ってはぐらかしながら
カナタくんは聞き出してくれた


カナタ『…聞いてた?わかった?』

A「う、うん!ありがとう!」

カナタ『うまくいくといいね』

A「うん…カナタくんは練習頑張ってね」

カナタ『何で知ってるの!?』

A「まーくんが夜練あるって言ってたからw」

カナタ『そっかwありがと。またね』


そう言われて電話が切れた

忘れないうちに店員さんにサイズを言う
プレゼント用にしてもらうのも忘れずに

メッセージカードとか書こうかな…
好きな人の誕生日を祝うなんて初めてだし
どうしたらいいかわからない…
いや、自分が思うようにしてみよう

そして、誕生日の前日まで
メッセージカードの内容に頭を抱えることなったという話は
言うまでもない…

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(プロフ) - ムユさん» ありがとうございます!私もムユさんの作品みてますよ!楽しみにしてます!がんばってください! (2018年7月9日 15時) (レス) id: d507c4ecdc (このIDを非表示/違反報告)
ムユ - 彗さんの好きです!これからも頑張って下さい! (2018年7月9日 14時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みいさん» わかります!尊い!可愛い!こちらこそ読んでいただきありがとうございます!! (2018年7月7日 22時) (レス) id: d507c4ecdc (このIDを非表示/違反報告)
みい - タシアが尊い!可愛い!大好き!作者も!ありがと! (2018年7月7日 21時) (レス) id: 5e0a50fdda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月3日 12時

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