DAY32 ページ34
―――やふへゐSide―――
ようへい「ん…」
長いこと眠っていたようで、辺りは薄暗い
カーテンのせいかもしれないが…
最近編集の勉強やゲームでろくに眠れていなかった
とりあえず起きようとしたが
なにかが目の前にあることに気がついた
片手で携帯を探し
まず時間を確かめる
17:41
めっちゃ寝てた…
反省しながら、新着メッセージを開いてみる
だいちぃあとで覚えといてください
なにを__
はじめしゃちょー覚悟しておいてください
は?
なにを言っているんだこの人たちは…
そう思いながら体を起こそうとするが
「なにか」に左腕が挟まって身動きができない
ようへい「はぁ…はじめくんも意地悪するんだk…あ?」
携帯のライトを向けてみると
そこにあった「なにか」は動いた
A「まぶし…」
ようへい「え、え、なんで」
A「うっさい…」
彼女はそう言いながら体制を変えたので
なんとか俺の左腕は自由になった
ようへい「ちょ、二度寝しないで!」
A「なに…」
ようへい「これはどういうドッキリですか??」
A「ドッキリもなにも…
ようへいくんが寝ぼけて抱きしめてきたからここにいただけだよ」
ようへい「………」
A「ようへいくん?」
顔から血の気が引いている感覚がする
いますぐ砂になってしまいたい
女性に抱きついた挙句、そのまま寝落ち
しかも自分には抱きついた記憶がない
最低だ…2人からのLINEも納得ができる
ようへい「その…」
A「ん?」
ようへい「ごめんなさい!」
勢いよく謝ったが
彼女は気にもしていない様子だった
A「べつに…はじめもよくあったし気にしてないよ」
ようへい「よくあったって…抱きついてくるのが?」
A「そのまま寝落ちすることとか。だいちもたまにあった」
ようへい「あ、元カレ…」
A「それはない。疲れた〜とか言って」
ようへい「覚えとけとかいわれたんだけど…」
A「私がなんとかするから任せて」
Aちゃんはやれやれといった風に起き上がり
携帯を弄りだした
いま1人で上へいっても
なにかさせられそうだなと思う
だから俺も動けないでいた
A「ようへいくん編集終わったの?」
ようへい「昨日のうちに終わらせた」
A「私も終わらせといた。正解だったかもね」
彼女が控えめに笑う
もう少しここにいたいと思ってしまった
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nyanpiyo(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2018年12月3日 6時) (レス) id: 70589ea164 (このIDを非表示/違反報告)
しょうたま(プロフ) - お気に入り作者登録しときました! (2018年11月22日 15時) (レス) id: c45666d4a3 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 世現身(。。)さん» わかります、とても神ですよね(応援ありがとうございます!) (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - しょうたまさん» 読んでいただきありがとうございます!うれしいです…! (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
世現身(。。) - ようへい先生ぇぇぇ!あいしてらぁぁぁぁあ!ようへい先生は神っすわ。(応援してます。) (2018年11月20日 23時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗 | 作成日時:2018年10月2日 2時