検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:63,916 hit

DAY30 ページ32

その日もよく晴れていた



たなっち「ね〜Aちゃーん…」


A「なーにー」


たなっち「いま暇してません?」


A「してない」


たなっち「うそだ!絶対暇してる!」



だいちとはじめがポケモンGOで動画を撮りに行っている間
私たち2人はHAPで留守番をしていた


…ようへいくんは下の階で眠っている



たなっち「寝ているようへいくんにイタズラしません?」


A「編集は?」


たなっち「あとでちゃんとしますって」


A「イタズラって?」


たなっち「水かけたいな?かけたいでしょ?」


A「…かけたい」


たなっち「よし」



布団濡れるやつだなー…

そう思いながらも
水を入れたコップを持ったたなっちと下の階へ向かう


ようへいくんが寝ている部屋に入り
彼がちゃんと眠っているか確認する



たなっち「眠ってますね…」


A「じゃあ私カメラする」


たなっち「え、じゃんけんで決めましょ?」


A「えー…」


たなっち「はい、最初はグー」



じゃんけんの結果は私の負けだった
仕方なくカメラをたなっちに渡して
代わりにコップを受け取る


とりあえず布団をできるだけ剥がしておいて
なるべく布団が濡れるのを防ぐようにした



A「じゃあ、いきます」


たなっち「どうぞ」


A「ようへいくんー朝ですよー」



もう昼だけどね

遠慮せずに寝ているようへいくんの頭上から水をかける
彼は驚いて起き上がるが、なにが起こったのかわからないまま

「……へ?」

と、少し間抜けな声を出す



たなっち「おはようございますwww」


A「起きた?」


ようへい「…ふぁい……」


たなっち「起きてませんね…」



たなっちは私からコップを奪い
水を足しに洗面所へ向かった


その間にようへいくんを起こそうと
近くにしゃがんで声をかけた



A「ようへいくん、起きないと水かけられちゃうよ」


ようへい「んー…」


A「はやく起きないと」



そう言いながら肩を揺さぶるが
一向に目が覚める気配がない


しかたない…
たなっちに2発目をお願いしようと振り返った瞬間だった


お腹に手が回される感覚がして
グイっと力が籠められる
そのまま、気がつけばようへいくんのほうに倒れこんでいた



A「…え、あの…」


ようへい「…Aガード……」



なにを言っているんだこの人は
とりあえずたなっちに助けを求めよう


しかしこれは動画にはできなそうだな…

DAY31→←DAY29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
234人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

nyanpiyo(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2018年12月3日 6時) (レス) id: 70589ea164 (このIDを非表示/違反報告)
しょうたま(プロフ) - お気に入り作者登録しときました! (2018年11月22日 15時) (レス) id: c45666d4a3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 世現身(。。)さん» わかります、とても神ですよね(応援ありがとうございます!) (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しょうたまさん» 読んでいただきありがとうございます!うれしいです…! (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
世現身(。。) - ようへい先生ぇぇぇ!あいしてらぁぁぁぁあ!ようへい先生は神っすわ。(応援してます。) (2018年11月20日 23時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年10月2日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。