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2,新しい出発 ページ2

桜が優雅に舞っている。


A「…。」


眠くなるんだよね。日差しが温かいし、春の季節だし。

カーテンから差し込む光に顔を顰め、リビングに下りると。


ママ「…遅いわー影山くん来てる」


ママがフライパンを片手に、こっちを見ずに言う。



A「…起こしてくれた?」
ママ「うん。」
A「…え、ほんと?」


ママが苦笑したあと、弁当と朝ごはんのパンを投げてきた。








それを食べながら上へ行き、飲み込んだあと烏野高校の制服に着替えて外で待っているであろう影山のところへ行く。




影山「おせーぞボケ」
黒鷺『ごめん。飛雄早く来なくても良かったのに。』


すると、わかんねぇのかとばかりに目を見たあと、視線をそらした。

















影山「お前がいないと…道に迷う」





…………。そうだったね。



黒鷺『時間もあれだし。行きますか。』


まぁたまにはゆうるりと余裕を持って学校に行くのもいいですよね。



影山「…出禁くらった。」
黒鷺『What is it now?』



今なんて??


影山「今なんっつた?」



バレー以外はあれだもんね。生粋のバレー馬鹿だもんね。しってるよ。



黒鷺『出禁って…体育館出入りのこと?』





…。人見知りなんだが。影山がいないと困るんだが。




黒鷺『嘘!飛雄何やってんのほんとに。人見知りだってこと知ってるよね。飛雄いないと困るんだけど』
影山「悪ィ」


全然申し訳無さそうじゃないね。

影山は黒髪ストレートをガシガシと掻き毟ると顔をしかめて言う。



影山「レシーブ…できるよな」
黒鷺『ごめん。なんて』



目をさまよわながらも、影山は奇妙な動きであるき出した。



影山「試合を土曜日にやるんスけど」


ちらりとこちらを横目で不安そうに見る、影山に無言の圧をかけ続きを促す。


影山「入ってくる新入部員の一年生と。そんでもってレシーブがやべぇ」
黒鷺『それで?』


ギロリと睨めば、影山はボソリとつぶやく。


影山「…だってください」
黒鷺『聞こえませんが。』



すると先回りして、頭を下げてきた。


影山「レシーブ練習手伝えください!!!!」


鞄がかけていた肩からずり落ちるほど勢いよく頭を下げた飛雄に驚きつつも、Aは真顔で言う。



黒鷺『勝てる確証は?ある?』



そう言うと影山は少し嬉しそうな顔をして笑った。




影山「レシーブさえカバー出来ればの話だ!頼む」
黒鷺『別に…心配とかじゃないけど影山がいないと困るからね』

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ただのバカ - 生きがいだな… (2022年7月7日 15時) (レス) id: 0d1fd7f194 (このIDを非表示/違反報告)
鈴凛華音 - ヤナさん» ヤンデレ気質っていいよね…コメありがとうございます (2022年1月12日 17時) (レス) @page12 id: 270ecb08da (このIDを非表示/違反報告)
ヤナ - やばい……大好き♡"若干ヤンデレ気質のツッキーとかどタイプ(*´˘`*)♥ (2022年1月7日 16時) (レス) @page12 id: e64e905118 (このIDを非表示/違反報告)
鈴凛華音 - 黒猫の独り言さん» ふふ、めっちゃ嬉しいコメントありがとう (2022年1月2日 18時) (レス) id: 270ecb08da (このIDを非表示/違反報告)
黒猫の独り言 - あ、好き (2021年12月31日 19時) (レス) @page3 id: 6cf2e49530 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴凛華音 | 作成日時:2021年12月27日 21時

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