おまいらへの気持ちを語ってやった【稲荷崎】 (ページ16)

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14話ページ16

キラキラおめめでどこのポジションなん！？と聞かれる。どうやらプリクラには気付いてないらしい

『えーっと、スパイカーやってましたよ、中学の時。今は帰宅部です』

「へー！やから角名がAちゃんのことマネに推薦しとったんかぁ！」

まさか侑くんまでも私をマネージャー候補にさせようとしてる？
頼まれたら即答で受けちゃうからやめて頂きたい。というかでかい声で言わないで…

『そうらしいですね。ストラップありがとうございました。お友達が待ってるんじゃないですか？お昼終わっちゃいますよ』(早口)

「おぉ、そうやった！ホイ、もう落とすんじゃないで～」

『ありがとうございます』

侑くんがこのストラップさわってたからもうさわれないわ。家の神棚に祀っておこう

「それともう一つ聞きたいことがあるんやけど」

『なんですか？』

「Aちゃんって、

……北さんと付き合ってるんか！？」

『…………』

ヤ、ヤメロオォッ！！

まわりの人がなんか一気にこっち見たしなんか侑くん大きな勘違いをしてるし！！
恵奈に至っては口抑えてるけど笑ってるのバレバレだから！！

『ち、ちが』

「え、ちゃうの？やってこのプリクラに"北さんのことが大好k『アアアア』

どうすればいいこの状況！？こんなこと経験したことないよ！？(頭抱え)
誰か助けてくれーッ！！

『ソウ！あ、アレです！お友達として好きみたいなッ！？もうウチラズッ友たまともたまご○ち的な！？それです！！』

「まぁまぁ、そんなに隠さんでもええやんか」

ダメだ私の推しはなにを言っても聞かないぞ
これはもう諦めて私は北さん強火担なんです。と爆弾を落とした方が良いのだろうか

「侑。
今狐が困ってるじゃんか
ほら、教室戻るよ」

救世主ッ！！と思い顔をあげるが角名という名の悪魔野郎だった。しかもしっかりスマホを構えていやがる

「ほーい
じゃあなAちゃん。また今度お話聞かせてや」

「俺にも聞かせてね」

と、角名くんは侑くんの背中を押して教室から出ていった

『ハハハ…角名くんは土に還ってくれ…』

「おつーすっごく面白かったよ」

『角名くんに言った言葉キミにも言ってるからね』

「ゴメンて」

さっきの侑くんの発言によって見てきたまわりの人は

なんだキタサンとは誰だ

アイツの友達だってよ。

ふーん、そうか

となっているのでひとまず安心…と思いたい