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3*誤解と動悸。 ページ3

『な、中原さ…っ、違うんです!此れはっ!』



治は幾ら友人とはいえ、敵であり、組織の裏切り者なのだ。


そんな彼と親しげにしているのを見られるのは、非常に拙い。


なんとか弁明しようと必死に次の言葉を探すけれど。



「あ?何が違ェんだよ。」



『…っ』



中原さんのオーラと威圧に負けそうになり、


扶けを乞うべく、何時の間にか離れて隣に立っていた治を一瞥する。



「中也には関係ないじゃあないか。私とAがどんな関係だって。…ね?」



同意を求めて此方を見た治。


…誤解されます。やめてください。


そんな中、此の不穏な空気を断ち切ったのは、意外にも中原さんだった。



「まァいい、話なら後で聞く。帰るぞ。」



『えっ、あ、はい!』



右手首を急に掴まれ、不覚にも胸が高鳴る。


痛いほど掴まれた其の手から、彼の温度が伝わっていて。


骨張っている強引な手に、思わず見惚れていた。


もう四年間一緒に働いているけれど、改めて中原さんと云う人間を実感する。


彼は、過去の治のように、淡々と命令を下す冷酷な王ではない。


確かに私たちの上に立つ人で、其の命令は絶対だ。


でもちゃんと、部下を思ってくれる人なのだ。


其れが、触れ合った手と手からも感じられる。


只無言で手を引く彼の横顔は、何処か切なくて。


“中原さん”。そう呼ぼうとしたけれど、


今は何も云ってはいけない気がして。





そんな私たちには、


治が不敵な笑みを浮かべて、


次第に街の景色に吸い込まれていく二人の背を眺めていた事なんて、知る由もない。




*ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー*

感謝感激です!!((スライディング土下座ァ


総合順位見て吃驚しました…


寝起きだったもので、めっちゃ目をこすって発狂致しまして。


…本棚の角に、小指ぶつけました。



たくさんのお気に入り登録、評価、本当に有難う御座います。


これから頑張っていこうと思いますので、


拙い文章ですがよろしくお願いします!


.

4*名前と羞恥。→←2*遭遇と恐怖。



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らすく(プロフ) - みたら士さん» 嗚呼…何にも呟いてなかったからかもしれないです( ˙-˙ )見つけた(と思う)のでフォロー致しました(・∀・)b (2018年2月25日 10時) (レス) id: a72fad02fa (このIDを非表示/違反報告)
みたら士(プロフ) - らすくさん» たしかにつらいっすねぇ……そーいや、ツイッターでらすくさんのこと検索しても出てきませんっした……あの、私のこと調べてくれます…?『マスクにinする人』って… (2018年2月25日 10時) (レス) id: d493129e91 (このIDを非表示/違反報告)
らすく(プロフ) - みたら士さん» エリスちゃんが可愛すぎてつらい( ^ω^ )森さんと一緒に写真撮りたいです(真顔) (2018年2月25日 10時) (レス) id: a72fad02fa (このIDを非表示/違反報告)
みたら士(プロフ) - たしかに……エリスちゃんに呼び捨てにされるのはいいですねぇ (2018年2月25日 10時) (レス) id: d493129e91 (このIDを非表示/違反報告)
みたら士(プロフ) - たしかに……エリスちゃんに呼び捨てにされるのはいいですねぇ (2018年2月25日 10時) (レス) id: d493129e91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らすく | 作成日時:2018年1月4日 0時

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