【歌い手】貴方のせいで出席番号1番とれないじゃないですか!![2]

第28話＊文化祭1 ページ2

「今から!!!文化祭を開始しまーーーーーすｯ!!!!!!」








生徒会長の言葉で全校生徒が荒れる。
それはそうだ、今日は待ちに待った文化祭なのだから。









入学して次に来るイベントといえばコレ！


この学校の文化祭は学校の前の通りを貸し切って、
出店を出しちゃうくらいのお祭りっぷりで、





一般のお客さん用のスリッパが、学校中の物を
漁りまくっても足りない程なのだ。








『祭りの始まりかあ...荒れるなぁ.....』





今日はしかも一般公開日では無い。


校内限定の日。お客さんの人数も少ないから、
今のうちに遊び倒す人多数。








そら「A、しおり見せて。ステージ公演の時間みたい。」







体育館のステージ...行うのを知っているのは、
合唱部、吹奏楽部、演劇部、あと、映画研究会の上映...



くらいだけれど、何が見たいんだろうか...。









そう思っていると、そらるくんがクスッと笑う。
な、なんで笑われた！？









『い、今なんで笑ったの！？何も喋ってなくない！？私！！』




そら「いや、マヌケな顔してたから(笑)
  どうせ、何のステージ見たいのか気になったんでしょ？



  えっと、ここ。軽音部。」









軽音部...入学した時に思えば勧誘を受けたから
覚えている。バンドは知識がないからお断りしたのだけれど。




そらるくん、バンドに興味があるのかな...
それとも友達がそうとか...？






でも、まふくんも天月くんも違うし...









そら「...？あれ、言ってなかったっけ...？俺、じゃなくて、
  俺とまふと天月。ギター出来るよ？

  いいなー、って思ったら入部しようと思って。」









初耳。ギター？いっつもボーッとしてるそらるくんが...？
すごい特技を知ってしまった...





いいな、と思ったら入部か...4人で帰れなくなったりするのかな...
でも、ギターやベースは出来ないしな...




最悪ピアノやったことあるからキーボードとかできるかも...









そら「ていうか、いつまでもここで話してていいの？
  Aメイドの係でしょ？」



『いや、人のこと言えないよ、執事さん？』





そら「あ、忘れてた。」









いや、おい。←

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