堕天使ジェノくん (ページ12)

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朝食を食べ終わり、出掛ける準備をする。

が、一日、いや半日過ごしてみて、足りないものがたくさんあることに気がついた。

ほら、今も私の部屋着だし、下着が無いせいでタオルを巻いているのでモゴモゴしてる...絶妙にキモい.....

ジェノくん曰く、服は身体同様見えなくなるらしいけど、さすがにこの格好で歩いて欲しくないので、徒歩3分のユ〇クロに駆け込み、ジェノくんが着そうな服を適当にぽんぽんカゴに入れてきた。

なんとお会計、4万9800円。

平社員には痛すぎる出費だぜ.....

時間が無いので急いで着せると、それはそれは顔がいいので、見事モデルさんみたいになった。

ありがとうユ〇クロ、5万でモデルになれるとかコスパ神かよ。

JN「どう？似合う？」

「あ、うん、まあ元がいいからね」

ハーーーやっぱり天使に白のタートルネックは破壊級だな。金髪だから黒でも似合いそう。次は何着せようかな.....

と密かに考えていた。アパレル会社員の癖。

そんなこんなで準備を終え、家を出る。

「「いってきまーす」」

もうお昼なので、ご飯を食べてから行くことにした。

真横でるんるんうきうきしているジェノくん。

こういうの見るとやっぱり天使なんだな.....

おしゃれなパスタ屋さんがあったので、そこに入った。

私はナポリタン、ジェノくんはカルボナーラだって。

いかにも天使っぽい。

予想以上に美味しくて、すぐにペロッと食べ終わってしまった。また今度行こーっと。

ていうか、今ジェノくんって見えてないんだよね、私大食漢だと思われたかな.....。

早く人間にしてもらわないと..........。

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