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そうこうしているうちに日が過ぎ、小学校6年生の夏だった。
その日もお兄ちゃんたちと遊んで、はしゃいで、夕方に孤児院に帰った。
ベッドに入って 明日は何をしようかな って考えていたら気づいたら眠ってしまっていた。
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なんだか嫌な朝だった。
空も晴れているのになんだか心がもやもやした。
とりあえず顔を洗おうと思って顔を洗って服を着替えていると廊下からバタバタと忙しない足音が聞こえた。
ガチャッ「Aちゃん！！」
孤児院の先生だった。
先生「Aちゃん！！真一郎くんが…」
音が聞こえなかった。
だんだん景色が遠ざかっていった。
目の前も眩んで立っていられなくなった。
____________
何時間が経っただろうか。
自分の部屋で毛布にくるまっていた。
知るには遅すぎたんだ。
もし、私がお兄ちゃんと一緒に暮らせていたら？その日のうちに知れたかもしれない。
もし、私が昨日粘ってもっと長い時間遊んでいたら？お兄ちゃんが死ぬことはなかった。
(もう、生きる意味なんてないのかもしれない。)
ガチャッ バッ
『？！』
乾「何やってんだよ！！」
乾「お前がずっとしょげててどうすんだよ！
こんなことしてても真一郎くんは戻ってこねぇんだぞ！！」
言葉が胸に刺さった。
でも…
『でも…でも…もう、お兄ちゃんに会えないんだよぉ…』
お兄ちゃんはもういないんだ。
もうバイクに乗せてくれることも3人でふざけて遊ぶこともできない。
涙が止まらなかった。
どうすればいいのかわからなかった。
乾「真一郎くんは、Aが泣くことなんて望んでねぇ。」
イヌピーくんはそれだけ言うと黙った。
沈黙のまま時間が過ぎた。
悲しいけど、このままだと何も変わらないんだよなぁ。
…決めた。
『イヌピーくん。私、強くなりたい』
乾「…」
『お兄ちゃんがいた"テッペン"。兄弟で守りたい。』
乾「…」
『鶴蝶くんに頼んで、喧嘩を教えてもらう。』
乾「女のくせにか？」
『うん。性別で不利な分、いっぱい特訓して「女だから」って舐めたやつなんか一撃で沈めれるようになる。』
乾「…いいんじゃねぇの？」
『へへっ』
もう悲しくないわけじゃないけど、やっぱり守りたい。お兄ちゃんの場所。私たち兄弟の場所。私とイザナの場所。
乾「そうと決まれば特訓だな。いくぞ。」
『うん！！』
続く (更新停止中)
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日向 - 逃げるつもり？ (2022年2月11日 21時) (
レス) id: cb0a9c15f6 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 日向さん» もう少し言い方考えろください。本当にわからないかもしれないじゃないですか。 (2022年2月11日 21時) (レス) id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 初投稿って言う理由で逃げ切れると思うな (2022年2月11日 21時) (レス) id: cb0a9c15f6 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - ゆん様、オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グ/とは何か、知っていますか？返信よろしくお願いします。 (2022年2月11日 21時) (レス) id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - フラグさっさと外せ (2022年2月11日 21時) (レス) id: cb0a9c15f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2021年12月15日 23時
