【wrwrd】暇つぶしな彼らと飽き性さん II【男主】 (ページ9)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:6,912 hit

53話ページ9

you side

ソレはゆらりと揺れると、俺に向かって走ってきた

攻撃を避けながら、どうやったらコイツを倒せるのか考える

相手は金属だ、勿論力技じゃ勝てない。機械ならどこかにコアでもあんのか？なんて考えていると、ゾムが叫んだ

zm「ホンマにこいつ硬過ぎやろ！？こんなんじゃ俺らの攻撃意味ないで！！」

そんなゾムの声を聞いて、ショッピが言った

syp「、、機械なら、関節部分があるんちゃうか？全部を装甲が覆ってたらあないに動けへんやろうし、、」

『っ、それだショッピ！！俺がアイツを引きつけるから、お前らは、、』

「関節を狙え」そう言おうとした時、シャオロンの呟きが聞こえた

sha「ラムダ国、、？」

その瞬間、一瞬にして冷えていく頭とぐらりと揺れる視界

ずっと感じていた不快感と既視感に、合点がいった

zm「？、A？」

『あー、なるほど、、ラムダ国、、だからこんな趣味の悪いもんが、、、』

zm「おいA！攻撃来るで！？何ぶつぶつ言って、、」

何かを言ったであろうゾムの言葉は、俺の耳には届かなかった

『マジで、、クソほどつまんねえな』

そう呟いた瞬間、俺の体はソレに向かって動き出した