32話 ページ33
同じ日の帰りの事。
学校？ほぼずっと寝てたよ。
真昼「また寝てたのかよ…」
貴方「日当たりいいのが悪い」
クロ「お前が悪いだろ」
貴方「うるせぇ」
怠惰には言われたくねぇな。
御国からまだ帰って来いの連絡がない。
だからあたしは今日も真昼の家に帰る。
心の何処かで彼の事ばかり考えてしまう。
彼もそうだったらいいな、なんて思うのは我儘だ。
真昼「あ、鉄」
突然真昼が声を上げたおかげでぐるぐるとしていた思考が止まる。
目の前に大きな何か…。
貴方「んぁ？」
見上げると背の高い男が立っていた。
いや御国もデカいけどこの人も相当…。
でもこの人は体格が良いからもっと大きく見える…。
鉄「真昼の兄貴」
貴方「…あれ？傲慢？」
デカい男の肩にひょいと止まるコウモリ。
それは明らかに久しく会っていなかった傲慢だ。
ヒュー「お主まだ生きておったのか」
貴方「そろそろ死にたいんだけどねぇ」
鉄「ヒュー。知り合いか？」
ヒューか。
どいつもこいつも新しい名前になっていくな。
ヒュー「知り合いと言うか関係が深いだけじゃ」
鉄「ふぅん」
真昼「こいつAって言うんだ」
鉄「Aか。よろしく」
貴方「おう。えーっと…」
真昼「鉄だよ」
貴方「鉄くん、よろしく」
こっちは覚えやすい名前で良かった…。
クロ「なぁ真昼。温泉入りてぇ」
真昼「またお前は…」
鉄「ん？来るか？」
貴方「え？何で？」
鉄「俺ん家旅館だから」
旅館…？
なんて事だ…。
貴方「真昼、行こう！」
真昼「はいはい」
貴方「良いなぁ。傲慢はそんなとこ住んでて」
ヒュー「お主はまた野良か？」
貴方「いや今は御国…嫉妬の主人のとこ」
ヒュー「嫉妬の主人か」
貴方「まぁね。今は訳あり何だけどね」
ヒュー「また自分の主人を壊すでないぞ？」
貴方「大丈夫だよ…たぶん」
壊す…。
違う。みんな勝手に壊れてくんだ。
私は悪くない。
クロ「それ毎回言ってねぇか？」
貴方「気のせいだよ」
クロ「それも毎回言ってるぞ。毎回言って毎回ぶっ壊してるだろ」
貴方「壊したくて壊してるわけじゃない」
自分を見失いそうになった主人は皆私を捨てる。
私がいると精神も思考も壊れていくから。
真昼「クロ、A、その話俺達聞いちゃっていいのか…？」
貴方「あー御国にも言ってないし詳しくはまた今度」
話したくないんじゃない。
話すのが怖い。
思い出すのが怖い。
だから、許して。
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高木 真綾(プロフ) - 紅野さん» はいっ！りょーかいです( ﾟДﾟ)ゞ (2015年4月24日 21時) (
レス) id: 96ce31c9b0 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - 高木 真綾さん» まだ完全にできてないので2話くらい出来たら見れるようにします！すいませんちょっと待っててください(_ _`) (2015年4月24日 21時) (レス) id: e1527b1bd2 (このIDを非表示/違反報告)
高木 真綾(プロフ) - 続編はパスワード制…なんですか…？ (2015年4月24日 7時) (レス) id: 96ce31c9b0 (このIDを非表示/違反報告)
もづ(プロフ) - 紅野さん» 無理はしないでね！？w次の更新も楽しみに待ってます！(´∀`*)ﾉ (2015年4月6日 1時) (レス) id: 9ec4b06f79 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - もづさん» 久しぶりの更新でしたwもうちょっと早く更新できるようにしたいですww頑張ります！w (2015年4月5日 23時) (レス) id: e1527b1bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅野 | 作成日時：2013年10月21日 22時
