28話 ページ29
そしてその夜の話。
貴方「…真昼っていい人だよね」
ただそう単純に思った。
親切とかって意味じゃなくて、何か良い人だなって感じがする。
感覚的な問題。
クロ「でも向き合えねぇ」
貴方「言うと思った」
向き合うか…。
言葉にすると簡単だけどいざやろうと思ったら難しいよね。
貴方「あたしも御国にちゃんと向き合おうとしてないとこがあるのかな…？」
真面目に話し合ったりなんてもうずっとしてない。
彼がまだ学生だった頃とかはもう少し真面目だった気がする。
なのに今はすれ違ってる。
クロ「知らねぇ。めんどくせぇ…けど」
貴方「けど？」
クロ「お前が人間と向き合おうとしないのは昔から変わんねぇな」
別に向き合おうとしてないわけじゃない。
ただ難しいだけ。
怖いが先行しちゃうから。
貴方「あたしだって努力はしてるんだよ？」
クロ「まぁ死ぬって選択肢は少なからず後百年はねぇな」
考えてなかったけど確かにそうかもしれない。
今は生きたいとまでは思わないけど、死にたいとも思わない。
貴方「そうかもね…。でもふとした時に死にたくなる。一人になれたら死んでたかも」
クロ「じゃあ誰も知らない場所にでも行けばいいだろ」
貴方「それが出来てれば苦労しないって」
御国は大好きだけどこのままだといい方向にはいかないと思う。あたしも御国も。
そんな風に考えると死んでみようかなって思ってしまう。
そんなこと思ってる中ふと思い出したのは懐かしい人だった。
貴方「…桜哉に会いたいなぁ」
クロ「行ってくればいいだろ」
貴方「関係的に無理じゃない？」
あたしは御国のとこにいるからどちらかと言うと椿の敵側。
だから簡単には会いに行けない。
クロ「行きたいなら行けばいいだろ。…そんなことで悩むなんてあんまお前らしくないぞ」
貴方「かもね」
少し黙っていると足音が聞こえてきた。
真昼は扉から顔を覗かせると呆れたようにため息を吐いた。
真昼「まだ起きてたの？」
むしろ真昼はなにやってたんだ。
と思ったけどそれは心の中にしまっておく。
貴方「いろいろ話しててさ」
真昼「明日学校どうする？」
貴方「行くよ」
真昼「そうか。弁当作るな」
何でもできるな。弁当とか、未知の領域…。
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高木 真綾(プロフ) - 紅野さん» はいっ！りょーかいです( ﾟДﾟ)ゞ (2015年4月24日 21時) (
レス) id: 96ce31c9b0 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - 高木 真綾さん» まだ完全にできてないので2話くらい出来たら見れるようにします！すいませんちょっと待っててください(_ _`) (2015年4月24日 21時) (レス) id: e1527b1bd2 (このIDを非表示/違反報告)
高木 真綾(プロフ) - 続編はパスワード制…なんですか…？ (2015年4月24日 7時) (レス) id: 96ce31c9b0 (このIDを非表示/違反報告)
もづ(プロフ) - 紅野さん» 無理はしないでね！？w次の更新も楽しみに待ってます！(´∀`*)ﾉ (2015年4月6日 1時) (レス) id: 9ec4b06f79 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - もづさん» 久しぶりの更新でしたwもうちょっと早く更新できるようにしたいですww頑張ります！w (2015年4月5日 23時) (レス) id: e1527b1bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅野 | 作成日時：2013年10月21日 22時
