2話 ページ3
貴方「夕飯何かなぁ」
って決まってんだけどね。
ツナ缶。今日はご飯に乗せようかな。
昨日は野菜と食べたから、やっぱりご飯かな。
少し暗くなった道を真昼と歩く。
何でも御園の所に行くらしい。
真昼「随分嬉しそうだな」
貴方「あれさえあれば生きていけるよね」
クロ「なんだ、ツナ缶か」
なんだってなんだ！
ツナ缶に謝れ！
あと意外と恥ずかしいから言うな！
貴方「言うなよ。つか何で知ってんだよ」
クロ「昔からそうじゃねぇか」
よく覚えてんなぁ。
いらんとこで記憶力が良いというか…。
貴方「あぁまぁうん」
真昼「クロってAと知り合いだったの？」
あ、やべ。
おい、上手く丸め込んでくれ！と視線を送れば、めんどくせぇと言わんばかりのジト目が返ってきた。
クロ「いや、別に」
よくやった！
今は感謝しといてやるよ。
真昼「そっか。…あ」
真昼が前方を見たまま立ち止まった。
その先に視線をやればまぁ御国さんが。
向こうもそこから詰めて来ず微妙な距離感、微妙な空気感に包まれた。
誰か何か言え。
おい、誰か！
御国「今帰り？」
うわ、唐突。
それ以外に何があるの。
でも沈黙破ったのは良い事だ。
貴方「それ以外何だって言うのよ」
御国「相変わらず接し方が変わるねぇ。物騒なこと言ってみたり、ジェジェみたいにほぼ無言だったり、いきなり甘えt(貴方「うるせぇ！」」
何私生活バラそうとしてんのよ！
やめろ！
恥ずかしい！
真昼「Aって御国さんとどんな生活してんの？」
貴方「ど、どうって」
聞くなぁ！
恥ずかしいだろ！
そんな目で見るなぁ！
御国「人の生活に首突っ込むもんじゃないよ」
さすがだ！
良いぞ！
もっと言ってくれ！
真昼「で、ですよね」
御国「これからどっか行くの？」
よし！その話題転換良かったよ！
みんなさっきの話は忘れようね！
貴方「リリイのとこ行って来ようって思って」
特に用はないがな。
居心地が良いのなんのって。
紅茶は美味いし、懐かしいし。
御国「わかった。気をつけて。でも早めに帰って来なよ？」
貴方「わかってるって。もう親みたいなんだから」
真昼「なんか…」
クロ「新婚さんみたいだな」
二人がコソコソ何言ってたかは聞かなかったことにしよ。
聞いちゃったけど心にしまっておくよ。
貴方「ほら、行こう！」
御国に手を振って二人(一人と一匹)と一緒に有栖院家に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
高木 真綾(プロフ) - 紅野さん» はいっ！りょーかいです( ﾟДﾟ)ゞ (2015年4月24日 21時) (
レス) id: 96ce31c9b0 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - 高木 真綾さん» まだ完全にできてないので2話くらい出来たら見れるようにします！すいませんちょっと待っててください(_ _`) (2015年4月24日 21時) (レス) id: e1527b1bd2 (このIDを非表示/違反報告)
高木 真綾(プロフ) - 続編はパスワード制…なんですか…？ (2015年4月24日 7時) (レス) id: 96ce31c9b0 (このIDを非表示/違反報告)
もづ(プロフ) - 紅野さん» 無理はしないでね！？w次の更新も楽しみに待ってます！(´∀`*)ﾉ (2015年4月6日 1時) (レス) id: 9ec4b06f79 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - もづさん» 久しぶりの更新でしたwもうちょっと早く更新できるようにしたいですww頑張ります！w (2015年4月5日 23時) (レス) id: e1527b1bd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅野 | 作成日時：2013年10月21日 22時
