好き？×３５ ページ39
あー頭痛い。
見慣れない広い天井を眺め乍ら、会社行きたくないなーとか太宰に会ったら殺されそうだなーとか考えていた。
……ん？此処何処。
ガバッと起き上がると見慣れない部屋。
でも知ってる気もする。
………この香水の匂い。…中也？
そっか、昨日二人で飲んでかなり酔ってた挙句、愚痴と惚気が止まらなくてその儘…。
盛大に溜息を吐いて寝室を出る。
あー頭痛い。
中也「何て顔してんだよ」
貴方「笑ってんじゃねー。こちとら二日酔いじゃぼけー」
ソファーに座ってテレビを見ていた中也に悪態をついて適当に入れた水を飲む。
中也「あんだけ飲んだらそりゃなるだろ」
貴方「あー頭痛い。仕事行かなきゃ」
中也「送ってってやるから早く準備しろ」
無駄に優しいの腹立つなぁ…。
昔着てた服まだ箪笥にあったし。
かなり前、中也の家に泊まった時用に服を置いていた。
それを着てきたけどちょっと違うから違和感…。
黒いシャツに何時ものネクタイ、今とそう変わらないショートパンツ姿。
何だかんだ言いつつも有難く彼の車に揺られ、社の前でおろしてもらう。
あー太宰に会ったら何て言われるだろう。
気づくだろうなぁ…。
貴方「おはよーございまーす…」
国木田「ん、今日は太宰と一緒じゃないのか」
貴方「まだ来てない？」
国木田「あぁ。お前が一人で出社なんて珍しいな」
貴方「あー昨日太宰の家帰ってないからね」
凄く皆の視線が刺さる。
何この沈黙…！
国木田「……夕崎、言いたいことがあるならちゃんと言ってやった方がいいぞ」
貴方「へ？」
谷崎「相談乗りましょうか…？」
敦「気分転換でも行きますか…？」
貴方「いや、え？待って待って。皆さん何を考えてらっしゃる？」
ナオミ「太宰さんと何かあったのでしょう？」
与謝野「それで何処かの男のとこでも行ってたんじゃないのかい？」
成程。つまり、太宰と別れ話にでもなって別の男に抱かれでもしたと。
貴方「いやいやいや…！冗談じゃないよ！別に太宰とは何時も通りだし！太宰以外の男とか興味ないし！昨日は飲みすぎてお兄ちゃんのとこ泊まったから…！」
「へぇ〜。泊まったんだ。��お兄ちゃん��のとこにねぇ」
一瞬にして社内の空気が凍る。
あ、やばいぞ。
何でこんなにタイミング良いの。私の彼は…。
血の気が引くのがわかる。
後ろから伸びてきた少し冷たい手が私の手を握る。
太宰「お仕事、行ってこよっか」
そう耳元で囁いて私の手を引き探偵社を出た。
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自殺したい - 返信ありがとうございます！！私も今初めて小説を書いていますが難しいですね、、、。中３の頭ではキツいです、、。 (2017年10月30日 23時) (
レス) id: 97c9eaf3cf (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - 自殺したいさん» ありがとうございます…！最近はペースが落ちてきてますが気長に待ってもらえると有難いです…！ (2017年10月25日 23時) (レス) id: b65496d137 (このIDを非表示/違反報告)
紅野(プロフ) - 味の素さん» 返信遅くなりましたが、ありがとうございます…！ (2017年10月25日 23時) (レス) id: b65496d137 (このIDを非表示/違反報告)
自殺したい - めっちゃいい話ですね。。。大好き｡｡ 太宰さんがかっこいいーー!!泣いちゃいました。何回見ても飽きな！！ これからも頑張ってください！ 続きを楽しみにしながら腕に包帯を巻いておきます！！！ (2017年10月25日 16時) (レス) id: 97c9eaf3cf (このIDを非表示/違反報告)
味の素(プロフ) - 更新がんばってください！応援しております！ (2017年10月1日 22時) (レス) id: d5befd4dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅野 | 作成日時：2017年8月25日 23時
